登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問33
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問題
登録販売者試験 令和5年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問33 (訂正依頼・報告はこちら)
禁煙補助剤及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 咀嚼(そしゃく)剤は、菓子のガムのように噛(か)み、口腔(くう)内に放出されたニコチンを唾液とともに徐々に飲み込み摂取するものである。
b 禁煙補助剤は、喫煙を完全に止めたうえで使用することとされている。
c うつ病と診断されたことのある人では、禁煙時の離脱症状により、うつ症状を悪化させることがあるため、禁煙補助剤の使用が効果的である。
d ニコチンは、アドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、その作用を減弱させるおそれがある。
a 咀嚼(そしゃく)剤は、菓子のガムのように噛(か)み、口腔(くう)内に放出されたニコチンを唾液とともに徐々に飲み込み摂取するものである。
b 禁煙補助剤は、喫煙を完全に止めたうえで使用することとされている。
c うつ病と診断されたことのある人では、禁煙時の離脱症状により、うつ症状を悪化させることがあるため、禁煙補助剤の使用が効果的である。
d ニコチンは、アドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、その作用を減弱させるおそれがある。
- a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- a:誤 b:正 c:正 d:正
- a:正 b:正 c:誤 d:誤
- a:正 b:誤 c:誤 d:正
- a:正 b:誤 c:正 d:誤
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この過去問の解説 (3件)
01
禁煙補助剤及びその配合成分に関するa~dの各記述について、それぞれ内容を確認していきます。
a:誤りです。
咀嚼剤は、菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌され、ニコチンが唾液とともに飲み込まれてしまい、口腔粘膜からの吸収が十分なされず、また、吐き気や腹痛等の副作用も現れやすくなるためゆっくりと断続的に噛むこととされています。
b:正しいです。
c:誤りです。
うつ病と診断されたことのある人は、使用を避けるべきとされています。
d:誤りです。
ニコチンは、アドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、その作用を増強させる恐れがあります。
以上を踏まえ、各選択肢を確認していきます。
正解です。
冒頭の説明文の内容と一致します。
不正解です。
冒頭の説明文の内容と異なります。
不正解です。
冒頭の説明文の内容と異なります。
不正解です。
冒頭の説明文の内容と異なります。
不正解です。
冒頭の説明文の内容と異なります。
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02
禁煙補助剤及びその配合成分に関する問題です。
まずa~dについてみていきましょう。
a.誤りです。
咀嚼剤は噛むことにより、
口腔内でニコチンが放出され口腔粘膜から吸収されて
循環血液中に移行させるものです。
菓子のガムのように噛むと嚙みすぎて唾液が多く分泌され、
ニコチンが唾液とともに飲み込まれてしまいます。
そうなると、口腔粘膜からニコチンの吸収が十分に行われないばかりか、
吐き気や腹痛などの副作用が現れる可能性が高くなってしまいます。
b.正しいです。文のとおりです。
c.誤りです。
文末の「禁煙補助剤の使用が効果的である」が誤りです。
正しくは「禁煙補助剤の使用を避ける」です。
d.誤りです。
文末の「減弱させるおそれがある」の部分が誤りで、
正しくは「増強させるおそれがある」です。
以上を踏まえて選択肢をみていきましょう。
正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。
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03
禁煙補助剤及びその配合成分についての問題です。
正解です。
・咀嚼剤は、菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌され、ニコチンが唾液とともに飲み込まれてしまい、口腔粘膜からの吸収が十分なされません。
・禁煙補助剤は、喫煙を完全に止めたうえで使用することとされています。
・うつ病と診断されたことのある人では、禁煙時の離脱症状により、うつ症状を悪化させることがあるため、禁煙補助剤の使用を避ける必要があります。
・ニコチンは交感神経系を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品(鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、痔疾用薬等)との併用により、その作用を増強させるおそれがあります。
本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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