登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問38

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問題

登録販売者試験 令和5年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

消毒薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  殺菌・消毒は、物質中のすべての微生物を殺滅又は除去することであり、滅菌は生存する微生物の数を減らすために行われる処置である。
b  エタノールは、アルコール分が微生物のタンパク質を変性させ、それらの作用を消失させることから、殺菌消毒作用を示す。
c  次亜塩素酸ナトリウムは、強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示すが、皮膚刺激性が強いため、通常人体の消毒には用いられない。
d  消毒薬を誤って飲み込んだ場合、一般的な家庭における応急処置として、通常は多量の牛乳などを飲ませるが、水は飲ませてはいけない。
  • a:正  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:誤  d:正
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:誤  d:誤

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この過去問の解説 (3件)

01

消毒薬及びその配合成分についての問題です。

選択肢2. a:誤  b:正  c:正  d:誤

正解です。

 

殺菌・消毒は生存する微生物の数を減らすために行われる処置であり、また滅菌は物質中のすべての微生物を殺滅又は除去することです。

 

・エタノールは、アルコール分が微生物のタンパク質を変性させ、それらの作用を消失させることから、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示します。

 

・次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系殺菌消毒成分は、強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示しますが、皮膚刺激性が強いため、通常人体の消毒には用いられません。

 

・消毒薬を誤って飲み込んだ場合、一般的な家庭における応急処置として、通常は多量の牛乳などを飲ませますが、手元に何もないときはまず水を飲ませます。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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02

消毒薬及びその配合成分に関する問題です。

 

まずa~dについてみていきましょう。

 

a.誤りです。

  「殺菌・消毒」と「滅菌」の説明が逆です。

  「殺菌・消毒」は、

  生存する微生物の数を減らすために行われる処置であり、

  「滅菌」は物質中のすべての微生物を殺滅又は除去することです。

 

b.正しいです。文のとおりです。

 

c.正しいです。文のとおりです。

 

d.誤りです。

  文末の「水は飲ませてはいけない」が誤りです。

  牛乳が手元にないときは、水を飲ませます。

 

以上を踏まえて選択肢をみていきましょう。

選択肢2. a:誤  b:正  c:正  d:誤

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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03

毒薬及びその配合成分に関するa~dの記述について、それぞれ確認していきます。

a:誤りです。

殺菌・消毒は、生存する微生物の数を減らすために行われる処置であり、滅菌とはすべての微生物を殺滅または除去することを意味します。

b:正しいです。

c:正しいです。

d:誤りです。

消毒薬を誤って飲み込んだ場合、一般的な家庭における応急処置として、通常は多量の牛乳などを飲ませますが、手元に何もないときはまず水を飲ませます。

 

以上を踏まえ、各選択肢を確認していきます。

 

選択肢1. a:正  b:正  c:正  d:正

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢2. a:誤  b:正  c:正  d:誤

正解です。

冒頭の説明文の内容と一致します。

選択肢3. a:誤  b:正  c:誤  d:正

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢4. a:正  b:誤  c:正  d:誤

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢5. a:正  b:誤  c:誤  d:誤

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

参考になった数4