登録販売者 過去問
令和5年度(東京都)
問108 (医薬品の適正使用と安全対策 問8)
問題文
a ピレンゼピン塩酸塩水和物
b テオフィリン
c スコポラミン臭化水素酸塩水和物
d ウルソデオキシコール酸
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問題
登録販売者試験 令和5年度(東京都) 問108(医薬品の適正使用と安全対策 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
a ピレンゼピン塩酸塩水和物
b テオフィリン
c スコポラミン臭化水素酸塩水和物
d ウルソデオキシコール酸
- (a、b)
- (a、c)
- (b、c)
- (b、d)
- (c、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
使用上の注意「してはいけないこと」の別表5-1の
(b)「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」に関する問題です。
まず、a~dについてみていきましょう。
a.正しいです。
ピレンゼピン塩酸塩水和物は胃腸薬に使われる物質で、
目のかすみ、異常なまぶしさを生じることがあるからです。
b.誤りです。
テオフィリンは発熱している小児、
けいれんを起こしたことのある小児に対して
注意しなければならない成分です。
c.正しいです。
スコボラミン臭化水素酸塩水和物は、胃腸鎮痛鎮痙薬、
乗り物酔い防止薬につかわれる成分で、眠気、目のかすみ、
異常なまぶしさを生ずることがあるため、禁忌です。
d.誤りです。
ウルソデオキシコール酸は、
妊婦又は妊娠していると思われる人が服用に際し、
医師に相談すべき医薬品です。
以上を踏まえて選択肢をみていきましょう。
正しいです。冒頭を参照ください。
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02
主な使用上の注意の記載における「してはいけないこと」の項目中に「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」と記載されている医薬品成分についての問題です。
正解です。
・ピレンゼピン塩酸塩水和物-目のかすみ、異常なまぶしさを生じることがあるため。
・スコポラミン臭化水素酸塩水和物-目のかすみ、異常なまぶしさを生じることがあるため。
本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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03
一般用医薬品の添付文書等において、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされている成分に関する問題です。
a~dについて解説していきます。
a)正…記述の通りです。
ピレンゼピン塩酸塩水和物はM1ブロッカーとも呼ばれ、胃酸分泌抑制を期待して胃腸薬などに配合される成分です。
服用により、目のかすみやまぶしさなどの目の調節障害が起こることがあるため、「してはいけないこと」の項目中に「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」と記載されます。
b)誤…誤りです。
テオフィリンは、気管支拡張により呼吸を楽にする効果を期待して鎮咳去痰薬などに配合される成分です。
運転操作の制限はありませんが、カフェインと類似した構造をしていることからカフェインの過剰摂取は避けるべきとされています。
c)正…記述の通りです。
スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、吐き気やめまいを軽減することを期待して鎮暈薬などに配合される成分です。
眠気・目の調節障害などが起こることがあるため、運転操作に関して「してはいけないこと」とされています。
d)誤…誤りです。
ウルソデオキシコール酸は、胆汁酸の分泌促進により胃もたれや消化不良の改善を期待して配合される成分です。
運転操作の制限は特に定められていません。
正しい選択肢です。
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