登録販売者 過去問
令和5年度(東京都)
問109 (医薬品の適正使用と安全対策 問9)
問題文
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問題
登録販売者試験 令和5年度(東京都) 問109(医薬品の適正使用と安全対策 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
- 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
- 響声破笛丸(きょうせいはてきがん)
- 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
- 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
- 麻子仁丸(ましにんがん)
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この過去問の解説 (3件)
01
使用上の注意「してはいけないこと」の別表5-1の(c)運用に関する注意
に関する問題です。
1~5の薬剤について、順を追ってみていきます。
該当しません。
防風通聖散は別表5-1(g)「本剤を使用している間は、
次の医薬品を使用しないこと」に挙げられているものです。
他の下剤との使用禁忌です。
該当しません。
響声破笛丸は、別表5-2「相談すること」(i)併用薬等
①「次の医薬品を使用(服用)している人」に挙げられているものです。
該当しません。
柴胡桂枝湯は、カンゾウを含有しており、
偽アルドステロン症を生じやすいため、
別表5-2「相談すること」(d)「高齢者」に該当します。
正解です。
該当しません。
麻子仁丸は別表5-1(g)「本剤を使用している間は、
次の医薬品を使用しないこと」に挙げられているものです。
他の下剤との使用禁忌です。
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02
うっ血性心不全、心室頻脈の副作用が現れるため、主な使用上の注意の記載において「してはいけないこと」の項目中に「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」と記載されている漢方製剤についての問題です。
正解です。
・芍薬甘草湯-設問のとおり、うっ血性心不全、心室頻拍の副作用が現れることがあるため、「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」とされています。
本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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03
一般用医薬品の漢方製剤における、添付文書の内容に関する問題です。
「してはいけないこと」の項目中に連用しないこととされているのは、芍薬甘草湯です。
芍薬甘草湯は、筋肉の痙攣症状を軽減することでこむらがえりなどの改善を期待して配合される成分です。
構成生薬である甘草(カンゾウ)はグリチルリチン酸を多く含むため、長期連用によってグリチルリチン酸が体内に蓄積されて心臓に悪影響を及ぼす可能性があります。
正しい選択肢です。
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