登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問9

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問題

登録販売者試験 令和5年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

次の一般用医薬品の漢方製剤のうち、その添付文書等において、うっ血性心不全、心室頻拍の副作用が現れることがあるため、「してはいけないこと」の項目中に「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」と記載することとされているものはどれか。
  • 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
  • 響声破笛丸(きょうせいはてきがん)
  • 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
  • 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
  • 麻子仁丸(ましにんがん)

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この過去問の解説 (2件)

01

うっ血性心不全、心室頻脈の副作用が現れるため、主な使用上の注意の記載において「してはいけないこと」の項目中に「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」と記載されている漢方製剤についての問題です。

選択肢4. 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

正解です。

 

・芍薬甘草湯-設問のとおり、うっ血性心不全、心室頻拍の副作用が現れることがあるため、「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」とされています。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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02

使用上の注意「してはいけないこと」の別表5-1の(c)運用に関する注意 

に関する問題です。

1~5の薬剤について、順を追ってみていきます。

選択肢1. 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

該当しません。

防風通聖散は別表5-1(g)「本剤を使用している間は、

次の医薬品を使用しないこと」に挙げられているものです。

他の下剤との使用禁忌です。

選択肢2. 響声破笛丸(きょうせいはてきがん)

該当しません。

響声破笛丸は、別表5-2「相談すること」(i)併用薬等

①「次の医薬品を使用(服用)している人」に挙げられているものです。

 

選択肢3. 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)

該当しません。

柴胡桂枝湯は、カンゾウを含有しており、

偽アルドステロン症を生じやすいため、

別表5-2「相談すること」(d)「高齢者」に該当します。

選択肢4. 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

正解です。

選択肢5. 麻子仁丸(ましにんがん)

該当しません。

麻子仁丸は別表5-1(g)「本剤を使用している間は、

次の医薬品を使用しないこと」に挙げられているものです。

他の下剤との使用禁忌です。

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