登録販売者 過去問
令和5年度(東京都)
問113 (医薬品の適正使用と安全対策 問13)

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問題

登録販売者試験 令和5年度(東京都) 問113(医薬品の適正使用と安全対策 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品の副作用情報等の収集に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  医薬品・医療機器等安全性情報報告制度は、1967年3月より、約3000の医療機関をモニター施設に指定して、厚生省(当時)が直接副作用報告を受ける「医薬品副作用モニター制度」としてスタートした。
b  登録販売者は、医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に基づく報告を行う医薬関係者として位置づけられている。
c  2002年7月に薬事法が改正され、医師や薬剤師等の医薬関係者による副作用等の報告が義務化された。
d  医療用医薬品で使用されていた有効成分を一般用医薬品で初めて配合したものについては、10年を超えない範囲で厚生労働大臣が承認時に定める一定期間(概ね8年)、承認後の使用成績等を製造販売業者等が集積し、厚生労働省へ提出する制度(再審査制度)が適用される。
  • a:正  b:正  c:正  d:誤
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:誤  c:正  d:誤

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この過去問の解説 (3件)

01

医薬品の副作用情報等の収集についての問題です。

選択肢1. a:正  b:正  c:正  d:誤

正解です

 

・医薬品・医療機器等安全性情報報告制度は、本制度は、1967年3月より、約3000の医療機関をモニター施設に指定して、厚生省(当時)が直接副作用報告を受ける「医薬品副作用モニター制度」としてスタートしました。

 

・2006年6月の薬事法改正よる登録販売者制度の導入に伴い、登録販売者も医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に基づく報告を行う医薬関係者として位置づけられています。

 

・2002年7月に薬事法が改正され、医師や薬剤師等の医薬関係者による副作用等の報告が義務化されました。

 

・医療用医薬品で使用されていた有効成分を一般用医薬品で初めて配合したものについては、承認条件として承認後の一定期間(概ね3年)、安全性に関する調査及び調査結果の報告が求められています。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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02

医薬品の副作用情報等の収集に関する問題です。

まず、a~dについてみていきましょう。

 

a.正しいです。文のとおりです。

b.正しいです。2006年6月より導入されました。

c.正しいです。文のとおりです。

d.誤りです。

  医療用医薬品に限らず、要指導医薬品や一般用医薬品であっても、

  再審査制度の対象になります。

 

以上を踏まえて選択肢をみていきましょう。

選択肢1. a:正  b:正  c:正  d:誤

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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03

医薬品の副作用情報等の収集に関する問題です。

a~dについて解説していきます。

 

a)…記述の通りです。

医薬品・医療機器等安全性情報報告制度における報告対象者は、薬局開設者・医師・薬剤師・登録販売者などの医薬関係者が定められています。

 

b)…記述の通りです。

登録販売者医薬関係者の1人として、一般の購入者に対し正しい情報提供や受診勧奨をすることが求められています。

 

c)…記述の通りです。

補足として、薬事法は現在の「薬機法」(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)のことであり、2014年の改正により名称が変更されています。

2014年より以前は「薬事法」という表現になるということも覚えておきましょう。

 

d)…誤りです。

文章の内容は、医療用医薬品としての段階を経ずに直接OTC医薬品として承認された「ダイレクトOTC医薬品」に関する再審査制度の記述です。

冒頭の「医療用医薬品で使用されていた有効成分を一般用医薬品で初めて配合したもの」というのはスイッチOTC医薬品を示しており、製造販売後の調査期間は原則3年とされています。
 

選択肢1. a:正  b:正  c:正  d:誤

正しい選択肢です。

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