登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問20 (医薬品に共通する特性と基本的な知識 問20)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問20(医薬品に共通する特性と基本的な知識 問20) (訂正依頼・報告はこちら)

C型肝炎及びC型肝炎訴訟に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  C型肝炎訴訟は、脳外科手術等に用いられていたヒト乾燥硬膜を介して、C型肝炎ウイルスに感染したことに対する損害賠償訴訟である。
b  C型肝炎訴訟は、国及び製薬企業を被告として複数の地裁で提訴されたが、判決は、国及び製薬企業が責任を負うべき期間等について判断が分かれていた。
c  C型肝炎ウイルス感染者の早期・一律救済の要請にこたえるべく、2008年1月に議員立法による特別措置法が制定、施行された。
d  「薬害再発防止のための医薬品行政等の見直しについて(最終提言)」(平成22年4月28日薬害肝炎事件の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討委員会)を受け、医師、薬剤師、法律家、薬害被害者などの委員により構成される医薬品等行政評価・監視委員会が設置された。
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:誤  c:正  d:正

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この過去問の解説 (1件)

01

C型肝炎及びC型肝炎訴訟に関する問題です。

 

C型肝炎訴訟は、厚生労働大臣が製造承認又は輸入承認し、

製薬会社が製造販売した血液製剤(特定フィブリノゲン製剤又は

特定血液凝固第Ⅸ因子製剤)の投与によってC型肝炎ウイルスに感染し、

生命・身体的、社会的、財産的、精神的な損害を被ったとする患者

又はその遺族の方々が、国及び製薬会社に対し、

損害賠償を求めている訴訟です。

 

2008年(平成20年)1月11日、

「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第Ⅸ因子製剤による

C型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法」

が成立し、同月15日、厚生労働大臣と薬害肝炎全国原告団・弁護団との間で、

この特措法に基づく給付金の支給を受けることにより

紛争を解決するための基本合意書が締結されました。

 

まず、a~dについてみていきましょう。

 

a.誤りです。

    先に述べたように血液製剤の投与によるものです。

b.正しいです。文のとおりです。

c.正しいです。文のとおりです。

d.正しいです。文のとおりです。

     最終提言の指摘を受け、令和元年に医薬品医療機器等法に基づき、

     設置されました。

 

以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。

選択肢1. a:誤  b:正  c:正  d:正

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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