登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問30 (人体の働きと医薬品 問10)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問30(人体の働きと医薬品 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

交感神経系が副交感神経系より活発に働いたときの効果器とその反応の組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。

a  目 ――― 瞳孔収縮
b  気管、気管支 ――― 収縮
c  腸 ――― 運動亢(こう)進
d  肝臓 ――― グリコーゲンの分解(ブドウ糖の放出)
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:正

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この過去問の解説 (3件)

01

a(誤)
交感神経が活発に働くと、瞳孔は拡大します

これは、暗い場所でより多くの光を取り込むための反応です。

「瞳孔収縮」という記述は誤りです。

 

b(誤)
交感神経が働くと、気管や気管支は拡張します

これは、呼吸をしやすくし、酸素を多く取り入れるための反応です。

「収縮」という記述は誤りです。

 

c(誤)
交感神経が優位な状態では、腸の運動は抑制されます

これは、活動時に消化よりもエネルギーの確保を優先するためです。

「運動亢進」という記述は誤りです。

 

d(正)
交感神経が活発に働くと、肝臓ではグリコーゲンが分解され、ブドウ糖が血液中に放出されます

これは、身体がエネルギーを素早く使えるようにするための反応です。

選択肢1. a:正  b:正  c:誤  d:正

誤った選択肢です。

「a:誤 b:誤 c:誤 d:正」が正解です。

選択肢2. a:正  b:正  c:誤  d:誤

誤った選択肢です。

「a:誤 b:誤 c:誤 d:正」が正解です。

選択肢3. a:正  b:誤  c:正  d:正

誤った選択肢です。

「a:誤 b:誤 c:誤 d:正」が正解です。

選択肢4. a:誤  b:正  c:正  d:誤

誤った選択肢です。

「a:誤 b:誤 c:誤 d:正」が正解です。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:誤  d:正

正しい選択肢です。

「a:誤 b:誤 c:誤 d:正」が正解です。

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02

交感神経、副交感神経に関する問題です。

 

まず、a~dについてみていきましょう。

a.誤りです。

     交感神経が優位の場合、

     目に関係するものは「瞳孔拡大」や「涙の分泌抑制」です。

b.誤りです。

     交感神経が優位の場合、

     気管・気管支に関するものは「収縮」ではなく「拡張」です。

c.誤りです。

     交感神経が優位の場合、

     腸に関するものは「運動亢進」ではなく「運動抑制」です。

     蠕動運動以外でも消化に関して「抑制」に働きます。

d.正しい組み合わせです。

 

以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:誤  d:正

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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03

交感神経が優位の場合の反応についての問題です。

 

交感神経と副交感神経は、自律神経系を構成する主な神経です。

交感神経は身体や精神状態を活動的・興奮状態にするはたらきがあり、

副交感神経はその逆で、休息・リラックス状態にするはたらきがあります。

 

それぞれの神経が優位になったときに、各器官でどのような反応が起こるかを覚えておきましょう。

a~dについて解説していきます。

 

a)…誤りです。交感神経によって、瞳孔は開きます(瞳孔散大)。交感神経はいわば「戦闘モード」なので、瞳孔は開き対象物を見付けやすくなると考えると覚えやすくなります。

 

b)…誤りです。気管・気管支は拡張し、空気を取り込みやすい状態となります。

 

c)…誤りです。腸の動きは弱くなり、便意を刺激しないようにはたらきます。交感神経が優位になり続けてしまうと便秘や消化不良のリスクが高まります。

 

d)…記述の通りです。交感神経によって肝臓のグリコーゲンが分解され、血糖値の上昇につながります。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:誤  d:正

正しい選択肢です。

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