登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問35 (人体の働きと医薬品 問15)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問35(人体の働きと医薬品 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品の剤形に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  軟膏(こう)剤とクリーム剤は、有効成分が適用部位に留まりやすいという特徴があり、一般的には、適用部位を水から遮断したい場合にはクリーム剤を用いることが多い。
b  カプセルの原材料として広く用いられているゼラチンは、ブタなどのタンパク質を主成分としているため、ゼラチンに対してアレルギーを持つ人はカプセル剤の使用を避けるなどの注意が必要である。
c  経口液剤は、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されるという特徴がある。
d  顆(か)粒剤は、粒の表面がコーティングされているものがあるので、口の中で噛み砕かずに水などで飲み込む。
  • a:正  b:正  c:正  d:正
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:正

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この過去問の解説 (1件)

01

a(誤)

軟膏剤とクリーム剤は、どちらも有効成分を皮膚に塗る外用薬ですが、適用部位の水分の影響を考えたときの違いがあります。

軟膏剤は、油脂やワセリンなどの基剤が主成分で、水を含まないものが多く、傷口を水や外部の刺激から守るのに適しています。

クリーム剤は、水分を含むため、皮膚に馴染みやすく、べたつきが少ないのが特徴です。

「適用部位を水から遮断したい場合にはクリーム剤を用いることが多い」という部分が誤りで、水を遮断したい場合には軟膏剤の方が適しています。

 

b(正)

カプセルの主な原材料であるゼラチンは、ブタやウシなどの動物由来のタンパク質を原料として作られています。
そのため、ゼラチンにアレルギーを持つ人は、カプセル剤の服用に注意が必要です。
植物由来の成分(ヒドロキシプロピルメチルセルロースなど)を用いたベジタブルカプセルもあります。

 

c(正)

経口液剤(シロップやドリンク剤など)は、有効成分がすでに液体に溶けた状態なので、消化管での吸収が速くなります。
固形の錠剤やカプセル剤は、まず崩壊・溶解してから吸収される必要がありますが、液剤はすぐに吸収が始まるため、即効性が期待できます。

 

d(正)

顆粒剤には、苦みを抑えたり、成分が胃で分解されるのを防ぐためにコーティングされたものがあります。
このような顆粒剤は、口の中で噛み砕くと効果が弱まる可能性があるため、 水などでそのまま飲み込むことが推奨されます。

選択肢1. a:正  b:正  c:正  d:正

誤った選択肢です。

「a:誤 b:正 c:正 d:正」が正解です。

選択肢2. a:正  b:正  c:誤  d:誤

誤った選択肢です。

「a:誤 b:正 c:正 d:正」が正解です。

選択肢3. a:正  b:誤  c:正  d:誤

誤った選択肢です。

「a:誤 b:正 c:正 d:正」が正解です。

選択肢4. a:誤  b:正  c:正  d:正

正しい選択肢です。

「a:誤 b:正 c:正 d:正」が正解です。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:誤  d:正

誤った選択肢です。

「a:誤 b:正 c:正 d:正」が正解です。

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