登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問36 (人体の働きと医薬品 問16)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問36(人体の働きと医薬品 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品の副作用として現れるショック(アナフィラキシー)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  生体の異物に対する遅延型アレルギー反応の一種である。
b  医薬品が原因物質である場合、以前にその医薬品によって蕁(じん)麻疹(しん)等のアレルギーを起こしたことがある人で起きる可能性が高い。
c  一旦発症すると病態は急速に悪化することが多く、適切な対応が遅れるとチアノーゼや呼吸困難等を生じ、死に至ることがある。
d  含嗽(そう)薬(うがい薬)は、その多くが唾液や粘液によって食道へ流れてしまうため、咽頭粘膜からの吸収が少なく、ショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性副作用を生じることはない。
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:正  b:誤  c:誤  d:誤
  • a:正  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:正  d:正

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この過去問の解説 (1件)

01

a(誤)

ショック(アナフィラキシー)は即時型アレルギー反応です。
体内に異物(アレルゲン)が入ると、過剰な免疫反応が起こり、短時間で全身の症状が現れます。
遅延型アレルギー(IV型アレルギー)は、例えばツベルクリン反応のように数時間から数日後に症状が出るもので、アナフィラキシーとは異なります。

 

b(正)

過去にその医薬品でアレルギー反応を起こしたことがある人は、再び同じ医薬品を使うとアナフィラキシーを起こすリスクが高くなります。
アナフィラキシーは2回目以降の接触で発症しやすく、軽いアレルギー反応でも注意が必要です。

 

c(正)

アナフィラキシーは短時間で症状が進行し、重症化すると血圧低下、意識障害、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる)、呼吸困難などが起こります。
適切な対応が遅れると命に関わるため、発症したらすぐにエピネフリン(アドレナリン)注射などの緊急治療が必要です。

 

d(誤)

含嗽(うがい)薬でもアナフィラキシーを起こす可能性があります。
薬の成分が咽頭粘膜から吸収されることは少ないですが、少量でも免疫系が反応すればアナフィラキシーを引き起こすことがあります。
うがい薬でアレルギーが起こることもあり、注意が必要です。

選択肢1. a:正  b:正  c:誤  d:正

誤った選択肢です。

「a:誤 b:正 c:正 d:誤」が正解です。

選択肢2. a:正  b:誤  c:誤  d:誤

誤った選択肢です。

「a:誤 b:正 c:正 d:誤」が正解です。

選択肢3. a:正  b:正  c:正  d:誤

誤った選択肢です。

「a:誤 b:正 c:正 d:誤」が正解です。

選択肢4. a:誤  b:正  c:正  d:誤

正しい選択肢です。

「a:誤 b:正 c:正 d:誤」が正解です。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:正  d:正

誤った選択肢です。

「a:誤 b:正 c:正 d:誤」が正解です。

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