登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問39 (人体の働きと医薬品 問19)
問題文
医薬品の副作用として現れる呼吸器系の症状に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 喘(ぜん)息は、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。
b 間質性肺炎は、一般的に、原因となる医薬品の使用開始から短時間(1時間以内)のうちに起きることが多い。
c 医薬品で喘(ぜん)息発作を起こしたことがある人は、同種の医薬品の使用を避ける必要がある。
d 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状と区別が難しいことがある。
a 喘(ぜん)息は、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。
b 間質性肺炎は、一般的に、原因となる医薬品の使用開始から短時間(1時間以内)のうちに起きることが多い。
c 医薬品で喘(ぜん)息発作を起こしたことがある人は、同種の医薬品の使用を避ける必要がある。
d 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状と区別が難しいことがある。
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問題
登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問39(人体の働きと医薬品 問19) (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品の副作用として現れる呼吸器系の症状に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 喘(ぜん)息は、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。
b 間質性肺炎は、一般的に、原因となる医薬品の使用開始から短時間(1時間以内)のうちに起きることが多い。
c 医薬品で喘(ぜん)息発作を起こしたことがある人は、同種の医薬品の使用を避ける必要がある。
d 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状と区別が難しいことがある。
a 喘(ぜん)息は、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。
b 間質性肺炎は、一般的に、原因となる医薬品の使用開始から短時間(1時間以内)のうちに起きることが多い。
c 医薬品で喘(ぜん)息発作を起こしたことがある人は、同種の医薬品の使用を避ける必要がある。
d 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状と区別が難しいことがある。
- a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- a:正 b:正 c:誤 d:誤
- a:正 b:誤 c:正 d:誤
- a:正 b:誤 c:正 d:正
- a:誤 b:正 c:正 d:正
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この過去問の解説 (3件)
01
a(正)
喘息の症状は、原因となる医薬品を中止すると改善することが多いですが、合併症があると症状が長引くことがあります。
喘息は、気管支が炎症を起こし、狭くなることで息苦しさや咳が続く病気です。
特定の医薬品(アスピリンなどの解熱鎮痛薬)が原因で発作が起こることがあり、その場合は原因薬を中止することで症状が改善します。
しかし、気道が過敏になっている人では、薬をやめた後も症状が続くことがあるため注意が必要です。
b(誤)
間質性肺炎は、数時間以内に発症するものもありますが、多くは数日から数週間かけて徐々に進行します。
間質性肺炎は、肺の奥にある「間質」と呼ばれる組織が炎症を起こす病気です。
医薬品が原因となることもあり、息切れや空咳が出ることがあります。
この病気はすぐに発症するものではなく、薬を使い始めて数日から数週間後に症状が現れることが多いため、「短時間(1時間以内)」で発症するとする記述は誤りです。
c(正)
医薬品が原因で喘息発作を起こしたことがある人は、同じ種類の薬を使用しない方がよいとされています。
例えば、アスピリン喘息の人は、アスピリンや他の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を避ける必要があります。
アレルギー反応が関係するため、同じ成分や似た作用を持つ薬を使うと、再び発作が起こる可能性があるため注意が必要です。
d(正)
間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎と似ているため、初期の段階では区別が難しいことがあります。
間質性肺炎は、息切れ、乾いた咳(痰が出ない咳)、発熱、だるさなどの症状を伴うことがあります。
これらの症状は、かぜや気管支炎と似ているため、最初は風邪だと思って放置してしまうこともあります。
誤った選択肢です。
「a:正 b:誤 c:正 d:正」が正解です。
誤った選択肢です。
「a:正 b:誤 c:正 d:正」が正解です。
誤った選択肢です。
「a:正 b:誤 c:正 d:正」が正解です。
正しい選択肢です。
「a:正 b:誤 c:正 d:正」が正解です。
誤った選択肢です。
「a:正 b:誤 c:正 d:正」が正解です。
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02
医薬品の副作用として現れる呼吸器系の症状に関する問題です。
a~dについて解説していきます。
a)正…記述の通りです。
医薬品が原因となって発症する喘息が薬剤性喘息であり、代表的なものとして「アスピリン喘息」があります。
これは、解熱鎮痛薬や総合感冒薬などに含まれる解熱鎮痛成分「アスピリン」やそれに似た成分によって引き起こされます。
重症化する前に、原因となる医薬品の服用を中止・除外し有効成分を体内から消失させる必要があります。
b)誤…誤りです。
間質性肺炎は、原因となる医薬品を服用後に肺の「間質」という部分が炎症を起こす肺炎です。
肺が徐々に線維化(硬く)なっていき、乾いた咳や息苦しさなどから発覚することが多いため、設問の「短時間(1時間以内)」というのは誤りということになります。
市販薬では、漢方薬の「小柴胡湯」の副作用として出題されることが多いため、紐づけて覚えておきましょう。
c)正…記述の通りです。
喘息を引き起こしやすい医薬品の例として、解熱鎮痛薬や痛み止めを配合した外用薬などが挙げられます。
喘息は悪化すると命に関わることもあるため、原因となる医薬品を避けることが重要です。
d)正…記述の通りです。
間質性肺炎は、その多くが進行が緩やかであるのが特徴です。
初期の段階では無症状のことも多く、咳や息切れというかぜに似た症状から徐々に進行していくため判断が難しい疾患です。
登録販売者は、咳止めや風邪薬を複数回購入する人には受診勧奨など適切な対応が求められます。
正しい選択肢です。
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03
a…正。
「合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する」
という内容は、薬剤性喘息の大きな特徴です。
一般的に、原因薬物が排泄されれば、重症化しなければ数時間〜数日以内に症状は軽快します。
b…誤。
間質性肺炎は、肺の間質(肺を構成する結合組織)の炎症と線維化が進行して起きる疾患であり、発症までに時間がかかる肺炎です。そのため、短時間(1時間以内)に起きるというのは誤りになります。
c…正。
喘息を持つ人の気道は、特定の刺激(アレルゲン、風邪、運動、冷気、煙、薬剤など)によって過敏に反応し、喘息が起こります。
薬剤性喘息は、特定の薬剤によって喘息発作が誘発されるリスクが高いため、慎重に薬剤を選択する必要があります。
薬剤性喘息の代表例として、アスピリン喘息、ペニシリン系喘息を覚えておくとよいでしょう。
d…正。
間質性肺炎は、肺の間質が炎症を起こし、次第に線維化(硬化)が進む疾患です。これは慢性の肺疾患であるため、かぜや気管支炎の症状と区別が難しい場合があります。
間質性肺炎は、呼吸困難や乾いた咳など、最初は風邪や気管支炎と似た症状が現れることがあります。
誤った選択肢です。
「a:正 b:誤 c:正 d:正」が正解です。
誤った選択肢です。
「a:正 b:誤 c:正 d:正」が正解です。
誤った選択肢です。
「a:正 b:誤 c:正 d:正」が正解です。
適切な選択肢です。
「a:正 b:誤 c:正 d:正」が正解です。
誤った選択肢です。
「a:正 b:誤 c:正 d:正」が正解です。
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