登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問40 (人体の働きと医薬品 問20)
問題文
医薬品の副作用として現れる皮膚の症状等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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問題
登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問40(人体の働きと医薬品 問20) (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品の副作用として現れる皮膚の症状等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 薬疹(しん)は、医薬品によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、発疹や発赤等の皮膚症状を呈する場合をいうが、皮膚以外に、眼の充血や口唇・口腔(くう)粘膜に異常が見られることもある。
- 薬疹(しん)は、アレルギー体質の人や以前に薬疹を起こしたことがある人で生じやすいが、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある。
- 接触皮膚炎は、原因となる医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じる。
- 光線過敏症は、貼付剤を剥がした後でも発症することがある。
- 外用薬による光線過敏症が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、患部は洗浄せずにそのままの状態で、白い生地や薄手の服で遮光し、速やかに医師の診療を受ける必要がある。
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この過去問の解説 (1件)
01
皮膚は、外部からの刺激や異物の侵入を防ぐ大切なバリアの役割を果たしています。
しかし、医薬品の使用によって皮膚に異常が現れることがあります。
副作用の中には、かゆみや発疹のような軽い症状から、重篤なアレルギー反応までさまざまなものがあります。
特に、薬疹(やくしん)や接触皮膚炎、光線過敏症などは、一般用医薬品の使用によっても発生する可能性があるため注意が必要です。
正しいです。
薬疹(やくしん)は、医薬品によるアレルギー反応の一種で、発疹や赤みなどの皮膚症状が現れることがあります。
また、目の充血や口唇・口腔粘膜の異常が見られることもあります。
重症化すると、「スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)」や「中毒性表皮壊死融解症(TEN)」のような深刻な状態になることがあるため注意が必要です。
正しいです。
薬疹はアレルギー反応として起こることが多いですが、体調や生活習慣によっても発症しやすくなります。
特に、アレルギー体質の人や過去に薬疹を経験した人は注意が必要です。
また、体調が悪いとき(暴飲暴食、疲労がたまっているときなど)は、免疫の働きが乱れやすく、薬疹が出やすくなることがあります。
正しいです。
接触皮膚炎は、原因となる医薬品が触れた皮膚の部分に限定して生じることが一般的です。
全身的なアレルギー反応ではなく、触れた部分にのみ症状が現れることが特徴です。
刺激性のもの(外用薬や化学物質など)が皮膚に直接触れることで炎症が起こるため、原因物質を避けることが大切です。
正しいです。
光線過敏症は、貼付剤(湿布など)を剥がした後でも発症することがあります。
これは、薬の成分が皮膚に残っている場合、紫外線に反応して炎症を起こすためです。
そのため、貼付剤を使用した後は、しばらくの間、紫外線を避けることが推奨されます。
誤りです。
外用薬による光線過敏症が現れた場合、原因となった医薬品の使用を中止し、速やかに医師の診察を受けることが重要ですが、患部を洗浄せずにそのままにするのは誤りです。
皮膚に薬剤が残っていると、さらに紫外線に反応して症状が悪化する可能性があるため、患部を水やぬるま湯でやさしく洗い流し、清潔にすることが推奨されます。
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