登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問58 (薬事に関する法規と制度 問18)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問58(薬事に関する法規と制度 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品の広告に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  医薬関係者、医療機関、公的機関、団体等が、公認、推薦、選用等している旨の広告については、仮に事実であったとしても、原則として不適当とされている。
b  医薬品医療機器等法第66条の規定による誇大広告等の禁止及び同法第68条の規定による承認前の医薬品等の広告の禁止は、広告等の依頼主だけでなく、その広告等に関与するすべての人が対象となる。
c  一般人が認知できる状態であり、顧客を誘引する意図が明確であれば、特定の医薬品の商品名(販売名)が明らかにされていなくても医薬品の広告に該当するものと判断されている。
d  厚生労働大臣が医薬品、医療機器等の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関する虚偽・誇大な広告を行った者に対して、課徴金を納付させる命令を行う課徴金制度がある。
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:正
  • a:誤  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤

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この過去問の解説 (2件)

01

a(正)

医薬関係者や公的機関などが公認や推薦しているとする広告は、たとえ事実であっても、原則として不適当とされています。
これは、消費者に誤解を与えたり、不適切な信用を与えることを防ぐために規制されています。

 

b(正)

医薬品の誇大広告や承認前の広告は禁止されており、広告の依頼主だけでなく、その広告に関わるすべての人が規制の対象となります。
広告の制作・配信に関わる企業や個人も責任を問われる可能性があります。

 

c(誤)

医薬品の広告と判断されるには、医薬品の商品名(販売名)が明示されていることが必要とされます。
 

d(正)

厚生労働大臣は、医薬品や医療機器の虚偽・誇大広告を行った者に対して、課徴金を納付させる制度を設けています。
違反を防ぐために、適切な措置が取られる仕組みになっています。

選択肢1. a:正  b:正  c:誤  d:正

正しい選択肢です。

「a:正 b:正 c:誤 d:正」が正解です。

 

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02

この問題は広告規制についての問題です。

 

a:正しい

広告に医薬関係者などが公認、推薦、選用等している旨を記載すると、過度に消費してしまう、濫用を助長してしまうおそれがあるため、原則として不適当です。

 

b:正しい

広告規制の対象は、広告の依頼主、その広告に関与するすべての人が対象です。

 

c:誤り

以下のすべての要件を満たすものが、広告に該当すると判断されます。

・顧客を誘引する意図が明確であること

・特定の医薬品の商品名が明らかにされていること

・一般人が認知できる状態であること

よって「特定の医薬品の商品名(販売名)が明らかにされていなくても」が誤りです。

 

d:正しい

厚生労働大臣は、医薬品等の名称、製造方法、効能、効果または性能に関する虚偽誇大広告を行ったものに対し、課徴金を納付させる命令を行うことができます。

選択肢1. a:正  b:正  c:誤  d:正

正しい選択肢です。

選択肢2. a:誤  b:正  c:正  d:誤

誤りです。

選択肢3. a:正  b:誤  c:正  d:正

誤りです。

選択肢4. a:誤  b:誤  c:正  d:誤

誤りです。

選択肢5. a:正  b:正  c:誤  d:誤

誤りです。

まとめ

この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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