登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問59 (薬事に関する法規と制度 問19)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問59(薬事に関する法規と制度 問19) (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品の販売方法に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  在庫処分等の販売側の都合で、異なる複数の医薬品をあらかじめ組み合わせて販売してもよいとされている。
b  医薬品の販売等に従事する専門家は、医薬品を多量に購入する者に対して、積極的に事情を尋ねるなど慎重に対処し、状況によっては販売を差し控えるべきである。
c  配置販売業において、医薬品を先用後利によらず現金売りを行うことは、顧客の求めに応じた物であれば医薬品医療機器等法違反には当たらない。
d  医薬品を懸賞や景品として授与することは、原則として認められていない。
  • a:正  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:正  d:正
  • a:正  b:誤  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:誤  d:誤

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この過去問の解説 (2件)

01

a(誤)

異なる医薬品を在庫処分などの販売側の都合で組み合わせて販売することは認められていません。
医薬品は、使用目的や安全性を考慮して個別に選ぶべきものであり、販売側の都合でセット販売することは適切ではありません。

 

b(正)

医薬品を多量に購入しようとする場合、販売に従事する専門家は、購入目的を慎重に確認し、不適切な使用の恐れがある場合には販売を控えるべきです。
これは、乱用や転売の防止のために求められる対応です。

 

c(誤)

配置販売業では、原則として「先用後利(使用した後で代金を支払う)」の形で販売を行う必要があります。
顧客が求めた場合でも、現金売りを行うことは医薬品医療機器等法の趣旨に反する可能性があります。

 

d(正)

医薬品を懸賞や景品として授与することは、原則として認められていません。
医薬品は適正な使用が求められるものであり、販売促進のために無償で配布することは、誤用や過剰使用のリスクを高めるため、規制されています。

選択肢4. a:誤  b:正  c:誤  d:正

正しい選択肢です。

「a:誤 b:正 c:誤 d:正」が正解です。

 

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02

この問題は、不適正な販売方法についての問題です。

 

a:誤り

販売側の都合で在庫処分を目的とした医薬品の組み合わせ販売はしてはいけません。よって不適正です。

 

b:正しい

医薬品を多量に購入される場合、濫用などのおそれがあることから、積極的に事情を尋ねるなど慎重に対処することが必要です。

購入者からの聞き取りから販売を差し控えることも重要です。

 

c:誤り

購入者からの希望であっても、配置販売業者が先用後利によらず現金売りは行ってはいけません。よって不適正です。

 

d:正しい

医薬品は適正な使用、必要なときに使用するものであるので、懸賞や景品として授与してはいけません。

 

組み合わせ販売についての補足

組み合わせることに合理性がある、塗り薬とガーゼや包帯などの補助的な目的での販売は可能です。

選択肢1. a:正  b:正  c:正  d:誤

誤りです。

選択肢2. a:誤  b:誤  c:正  d:正

誤りです。

選択肢3. a:正  b:誤  c:誤  d:正

誤りです。

選択肢4. a:誤  b:正  c:誤  d:正

正しい選択肢です。

選択肢5. a:誤  b:正  c:誤  d:誤

誤りです。

まとめ

この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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