登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問77 (主な医薬品とその作用 問17)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問77(主な医薬品とその作用 問17) (訂正依頼・報告はこちら)

心臓の働き、動悸(き)、息切れに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  心臓は、血液を全身に循環させるポンプの働きを担っているが、通常、体性神経系によって調整がなされている。
b  酸素の供給が過多となり、呼吸運動によって取り込む空気の量を減らすことで、息切れが起こる。
c  心臓の働きが低下して十分な血液を送り出せなくなり、脈拍数を増やすことによってその不足を補おうとして動悸(き)が起こる。
d  正常な健康状態では、興奮したときも動悸(き)、息切れは発生しない
  • a:誤  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:誤  d:正
  • a:正  b:誤  c:誤  d:正
  • a:正  b:誤  c:誤  d:誤
  • a:正  b:正  c:正  d:誤

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この過去問の解説 (2件)

01

a(誤)
心臓の働きは自律神経系(交感神経と副交感神経)によって調整されています。

体性神経系は、主に自分の意思で動かせる筋肉(手足の動きなど)を制御する神経であり、心臓の調整には関与しません。

 

b(誤)
息切れは、酸素の供給が不足したときに、呼吸運動を活発にして酸素を取り込もうとすることで起こります。

記述では「酸素の供給が過多となる」となっているが、実際には酸素が足りないときに息切れが生じます。

 

c(正)
心臓の働きが弱くなり、体に十分な血液を送り出せなくなると、心拍数を増やして血流を補おうとします。

この結果、脈が速くなり、動悸が起こります。

 

d(誤)
健康な状態でも、運動や興奮したときには心拍数が上がることがあり、それに伴い動悸や息切れを感じることがあります。

これは生理的な反応であり、異常とは限りません。

そのため、「正常な健康状態では動悸や息切れが発生しない」とするのは誤りです。

選択肢1. a:誤  b:誤  c:正  d:誤

正しい選択肢です。

a:誤 b:誤 c:正 d:誤が正解です。

選択肢2. a:誤  b:正  c:誤  d:正

誤った選択肢です。

a:誤 b:誤 c:正 d:誤が正解です。

選択肢3. a:正  b:誤  c:誤  d:正

誤った選択肢です。

a:誤 b:誤 c:正 d:誤が正解です。

選択肢4. a:正  b:誤  c:誤  d:誤

誤った選択肢です。

a:誤 b:誤 c:正 d:誤が正解です。

選択肢5. a:正  b:正  c:正  d:誤

誤った選択肢です。

a:誤 b:誤 c:正 d:誤が正解です。

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02

この問題は「動悸、息切れ等を生じる原因」についての問題です。

 

a:誤り

心臓は、血液を全身に循環させるポンプの働きを担っています。

通常は自律神経系によって無意識のうちに調整されています。

「体制神経系」が誤りです。

 

b:誤り

心臓から十分な血液が送り出されないと体の各部への酸素の供給が低下するため、呼吸運動によって取り込む空気の量を増やすことでそれを補おうとして息切れが起こります。

「取り込む空気を減らす」が誤りです。

 

c:正しい

日常生活の身体活動や平静にしているときに起こる動悸は、心臓の働きが低下してしまい、十分な血液が送り出せなくなったときに、脈拍数を増やすことによってその不足を補おうとして起こります。

 

d:誤り

激しい運動をしたり、興奮した時などの動機や息切れは、正常な健康状態でも現れます

選択肢1. a:誤  b:誤  c:正  d:誤

正しい選択肢です。

選択肢2. a:誤  b:正  c:誤  d:正

誤りです。

選択肢3. a:正  b:誤  c:誤  d:正

誤りです。

選択肢4. a:正  b:誤  c:誤  d:誤

誤りです。

選択肢5. a:正  b:正  c:正  d:誤

誤りです。

まとめ

この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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