登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問84 (主な医薬品とその作用 問24)
問題文
婦人薬及びその適用対象となる体質・症状に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 月経の約10〜3日前に現れ、月経開始と共に消失する腹部膨満感、頭痛、乳房痛などの身体症状や感情の不安定、抑うつなどの精神症状を主体とするものを、月経前症候群という。
b 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)は、体力中等度又はやや虚弱で、冷えがあるものの胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害、感冒に適すとされ、構成生薬としてマオウを含む。
c 四物湯(しもつとう)は、体力虚弱で、冷え症で皮膚が乾燥、色つやの悪い体質で胃腸障害のないものの月経不順、月経異常、更年期障害、血の道症、冷え症、しもやけ、しみ、貧血、産後あるいは流産後の疲労回復に適すとされる。
d 女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる漢方処方製剤として、温経湯(うんけいとう)、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)があるが、これらは構成生薬としてカンゾウを含んでいる。
a 月経の約10〜3日前に現れ、月経開始と共に消失する腹部膨満感、頭痛、乳房痛などの身体症状や感情の不安定、抑うつなどの精神症状を主体とするものを、月経前症候群という。
b 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)は、体力中等度又はやや虚弱で、冷えがあるものの胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害、感冒に適すとされ、構成生薬としてマオウを含む。
c 四物湯(しもつとう)は、体力虚弱で、冷え症で皮膚が乾燥、色つやの悪い体質で胃腸障害のないものの月経不順、月経異常、更年期障害、血の道症、冷え症、しもやけ、しみ、貧血、産後あるいは流産後の疲労回復に適すとされる。
d 女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる漢方処方製剤として、温経湯(うんけいとう)、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)があるが、これらは構成生薬としてカンゾウを含んでいる。
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問題
登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問84(主な医薬品とその作用 問24) (訂正依頼・報告はこちら)
婦人薬及びその適用対象となる体質・症状に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 月経の約10〜3日前に現れ、月経開始と共に消失する腹部膨満感、頭痛、乳房痛などの身体症状や感情の不安定、抑うつなどの精神症状を主体とするものを、月経前症候群という。
b 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)は、体力中等度又はやや虚弱で、冷えがあるものの胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害、感冒に適すとされ、構成生薬としてマオウを含む。
c 四物湯(しもつとう)は、体力虚弱で、冷え症で皮膚が乾燥、色つやの悪い体質で胃腸障害のないものの月経不順、月経異常、更年期障害、血の道症、冷え症、しもやけ、しみ、貧血、産後あるいは流産後の疲労回復に適すとされる。
d 女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる漢方処方製剤として、温経湯(うんけいとう)、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)があるが、これらは構成生薬としてカンゾウを含んでいる。
a 月経の約10〜3日前に現れ、月経開始と共に消失する腹部膨満感、頭痛、乳房痛などの身体症状や感情の不安定、抑うつなどの精神症状を主体とするものを、月経前症候群という。
b 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)は、体力中等度又はやや虚弱で、冷えがあるものの胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害、感冒に適すとされ、構成生薬としてマオウを含む。
c 四物湯(しもつとう)は、体力虚弱で、冷え症で皮膚が乾燥、色つやの悪い体質で胃腸障害のないものの月経不順、月経異常、更年期障害、血の道症、冷え症、しもやけ、しみ、貧血、産後あるいは流産後の疲労回復に適すとされる。
d 女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる漢方処方製剤として、温経湯(うんけいとう)、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)があるが、これらは構成生薬としてカンゾウを含んでいる。
- a:正 b:正 c:正 d:正
- a:誤 b:正 c:正 d:正
- a:正 b:誤 c:正 d:正
- a:正 b:正 c:誤 d:正
- a:正 b:正 c:正 d:誤
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この過去問の解説 (3件)
01
a(正)
月経前に起こる身体的・精神的な不調を月経前症候群(PMS)といいます。
腹部の張り、頭痛、乳房の痛み、不安定な感情、抑うつなどの症状が現れ、月経が始まると消えることが特徴です。
b(誤)
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)は、比較的体力がある人向けの漢方薬であり、便秘傾向のある月経痛や血行不良に伴う症状に使われます。
冷えがある体質の人向けではありません。
また、構成生薬としてマオウ(麻黄)は含まれていません。
c(正)
四物湯(しもつとう)は、血の巡りを良くし、貧血や冷え症の改善に使われる漢方薬です。
月経不順、更年期障害、しもやけ、しみ、産後の疲労回復など、血の不足に関連する症状に適しています。
d(正)
温経湯(うんけいとう)や柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)は、月経や更年期障害に伴う不調を和らげる目的で使われる漢方薬です。
どちらも構成生薬にカンゾウ(甘草)を含んでいます。
誤った選択肢です。
a:正 b:誤 c:正 d:正が正解です。
誤った選択肢です。
a:正 b:誤 c:正 d:正が正解です。
正しい選択肢です。
a:正 b:誤 c:正 d:正が正解です。
誤った選択肢です。
a:正 b:誤 c:正 d:正が正解です。
誤った選択肢です。
a:正 b:誤 c:正 d:正が正解です。
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02
婦人薬及びその適用対象となる体質・症状に関する組み合わせ問題です。
まず、a~dについてみていきましょう。
a.正しいです。文のとおりです。
厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き
(令和6年4月)p136を参照ください。
また、月経前症候群はPMSの略称が使われることも多いです。
b.誤りです。
桃核承気湯ではなく、「五積散」の説明です。
厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き
(令和6年4月)p139を参照ください。
c.正しいです。文のとおりです。
厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き
(令和6年4月)p139を参照ください。
d.正しいです。文のとおりです。
厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き
(令和6年4月)p138を参照ください。
以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。
正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。
<参考>
厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き(令和6年4月)
https://www.mhlw.go.jp/content/001243494.pdf
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03
この問題は「婦人薬/適用対象となる体質・症状」についての問題です。
a:正しい
月経前症候群とは、腹部膨満感、頭痛、乳房痛などの身体症状や感情の不安定、抑うつなどの精神状態を主体とするものをいいます。
症状は人により異なり、1つだけの症状のこともあれば、複数の症状が出ることもあります。
月経の約10~3日前に現れ、月経開始とともに消失します。
b:誤り
桃核承気湯は、体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちなものの月経不順、月経困難症、月経痛、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状、痔疾、打撲傷に適すとされています。
c:正しい
四物湯は、体力虚弱で、冷え性で皮膚が乾燥、色つやの悪い体質で胃腸障害のないものの月経不順、月経異常、更年期障害、血の道症、冷え性、しもやけ、しみ、貧血、産後あるいは流産後の疲労回復に適すとされます。
d:正しい
温経湯、柴胡桂枝乾姜湯は女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる漢方処方製剤です。これらは構成生薬としてカンゾウを含んでいます。
誤りです。
誤りです。
正しい選択肢です。
誤りです。
誤りです。
この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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