登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問88 (主な医薬品とその作用 問28)
問題文
外皮用薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 湿疹(しん)か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきりしない場合、抗真菌成分が配合された医薬品を使用することが適当である。
b フェルビナクは、殺菌作用があり、皮膚感染症に対して使用されている。
c イブプロフェンピコノールは、にきび治療薬に用いられるが、外用での鎮痛作用はほとんど期待されない。
d 非ステロイド性抗炎症成分のケトプロフェンは、妊婦又は妊娠していると思われる女性では、使用を避けるべきである。
a 湿疹(しん)か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきりしない場合、抗真菌成分が配合された医薬品を使用することが適当である。
b フェルビナクは、殺菌作用があり、皮膚感染症に対して使用されている。
c イブプロフェンピコノールは、にきび治療薬に用いられるが、外用での鎮痛作用はほとんど期待されない。
d 非ステロイド性抗炎症成分のケトプロフェンは、妊婦又は妊娠していると思われる女性では、使用を避けるべきである。
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問題
登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問88(主な医薬品とその作用 問28) (訂正依頼・報告はこちら)
外皮用薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 湿疹(しん)か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきりしない場合、抗真菌成分が配合された医薬品を使用することが適当である。
b フェルビナクは、殺菌作用があり、皮膚感染症に対して使用されている。
c イブプロフェンピコノールは、にきび治療薬に用いられるが、外用での鎮痛作用はほとんど期待されない。
d 非ステロイド性抗炎症成分のケトプロフェンは、妊婦又は妊娠していると思われる女性では、使用を避けるべきである。
a 湿疹(しん)か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきりしない場合、抗真菌成分が配合された医薬品を使用することが適当である。
b フェルビナクは、殺菌作用があり、皮膚感染症に対して使用されている。
c イブプロフェンピコノールは、にきび治療薬に用いられるが、外用での鎮痛作用はほとんど期待されない。
d 非ステロイド性抗炎症成分のケトプロフェンは、妊婦又は妊娠していると思われる女性では、使用を避けるべきである。
- (a、b)
- (a、d)
- (b、c)
- (b、d)
- (c、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
a(誤)
湿疹と皮膚糸状菌(白癬菌など)による感染症の区別がはっきりしない場合に、抗真菌成分が含まれた医薬品を使用するのは適切ではありません。
抗真菌成分は、真菌(カビ)が原因の皮膚疾患に効果があるが、湿疹やアレルギー性の皮膚炎には効果がないため、誤った使用によって症状が悪化することがあります。
b(誤)
フェルビナクは、鎮痛・抗炎症成分であり、皮膚感染症に対する殺菌作用はありません。
主に、筋肉痛や関節痛などの炎症を抑えるために用いられます。
c(正)
イブプロフェンピコノールは、にきび(尋常性ざ瘡)の治療薬として用いられる成分で、皮脂分泌の抑制や炎症を鎮める効果があります。
しかし、外用薬としての鎮痛作用はほとんど期待できません。
d(正)
ケトプロフェンは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)で、湿布薬などに使用されるが、妊婦や妊娠の可能性がある女性には使用を避けるべきとされています。
これは、胎児に影響を与える可能性があるためです。
誤った選択肢です。
正しいものはc、dです。
誤った選択肢です。
正しいものはc、dです。
誤った選択肢です。
正しいものはc、dです。
誤った選択肢です。
正しいものはc、dです。
正しい選択肢です。
正しいものはc、dです。
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02
外皮用薬及びその配合成分に関する問題です。
まず、a~dについてみていきましょう。
a.誤りです。
何が原因かわからないのであれば、皮膚科受診を勧めます。
本来の疾患が適応とならない薬を使うことでかえって、
症状を悪化させます。
b.誤りです。
フェルビナクは非ステロイド性抗炎症成分です。
筋肉痛や打撲などの消炎鎮痛を目的に使用されるものです。
c.正しいです。文のとおりです。
d.正しいです。文のとおりです。
以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。
正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。
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03
この問題は「外皮用薬/配合成分」についての問題です。
a:誤り
湿疹とみずむしなどの初期症状はかなり似ていることが多いです。
湿疹に抗真菌作用を有する成分を使用してしまうと、かえって湿疹の悪化を招くことがあります。
湿疹か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきりしない場合には、抗真菌成分が配合された医薬品を使用することは適当ではありません。
b:誤り
フェルビナクは、皮膚の下層にある骨格筋や関節部まで浸透してプロスタグランジンの産生を抑える作用を示します。
筋肉痛、関節痛などによる鎮痛を目的として用いられる成分です。
c:正しい
イブプロフェンピノコールは、外用での作用はほとんど期待されません。
吹き出物に伴う皮膚の赤み、腫れを抑えたり、吹き出物の拡張を抑える作用があることから、にきび治療薬に用いられます。
d:正しい
ケトプロフェンは非ステロイド性抗炎症成分で、妊娠している女性が服用すると、胎児に高度~中等度の動脈管の収縮が起こる可能性があるため、妊娠又は妊娠していると思われる女性は、胎児の影響を考えて使用を避けるべきです。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
正しい選択肢です。
この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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