登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問91 (主な医薬品とその作用 問31)
問題文
外皮用薬に配合される抗真菌成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ビホナゾールは、副作用としてかぶれ、腫れ、刺激感等が現れることがあり、イミダゾール系成分が配合されたみずむし薬でかぶれたことがある人は避けるべきである。
b ブテナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑える。
c ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑える。
d ウンデシレン酸亜鉛は、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑える。
a ビホナゾールは、副作用としてかぶれ、腫れ、刺激感等が現れることがあり、イミダゾール系成分が配合されたみずむし薬でかぶれたことがある人は避けるべきである。
b ブテナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑える。
c ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑える。
d ウンデシレン酸亜鉛は、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑える。
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問題
登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問91(主な医薬品とその作用 問31) (訂正依頼・報告はこちら)
外皮用薬に配合される抗真菌成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ビホナゾールは、副作用としてかぶれ、腫れ、刺激感等が現れることがあり、イミダゾール系成分が配合されたみずむし薬でかぶれたことがある人は避けるべきである。
b ブテナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑える。
c ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑える。
d ウンデシレン酸亜鉛は、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑える。
a ビホナゾールは、副作用としてかぶれ、腫れ、刺激感等が現れることがあり、イミダゾール系成分が配合されたみずむし薬でかぶれたことがある人は避けるべきである。
b ブテナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑える。
c ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑える。
d ウンデシレン酸亜鉛は、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑える。
- a:正 b:正 c:正 d:誤
- a:正 b:誤 c:誤 d:正
- a:正 b:正 c:誤 d:正
- a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- a:誤 b:誤 c:正 d:正
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この過去問の解説 (3件)
01
a(正)
ビホナゾールは、イミダゾール系の抗真菌成分で、水虫やカンジダ症の治療に用いられます。
副作用としてかぶれ、腫れ、刺激感が現れることがあるため、過去にイミダゾール系成分を含む水虫薬でかぶれたことがある人は使用を避けるべきとされています。
b(正)
ブテナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌(白癬菌)の細胞膜を構成する成分(エルゴステロール)の産生を妨げることで、菌の増殖を抑えます。
この作用により、水虫やたむしの治療に効果があります。
c(正)
ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることで、皮膚糸状菌の増殖を抑える作用を持ちます。
また、一部の細菌に対しても抗菌作用があります。
d(誤)
ウンデシレン酸亜鉛は、皮膚糸状菌の細胞膜ではなく、皮膚表面での菌の増殖を抑える成分です。
皮膚の保護や抗炎症作用を持ち、水虫の症状を緩和する目的で使用されるが、細胞膜に直接作用して物質輸送機能を妨げるわけではありません。
正しい選択肢です。
a:正 b:正 c:正 d:誤が正解です。
誤った選択肢です。
a:正 b:正 c:正 d:誤が正解です。
誤った選択肢です。
a:正 b:正 c:正 d:誤が正解です。
誤った選択肢です。
a:正 b:正 c:正 d:誤が正解です。
誤った選択肢です。
a:正 b:正 c:正 d:誤が正解です。
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02
この問題は、外皮用薬の抗真菌成分についての問題です。
a:正しい
ビホナゾールはイミダゾール系抗真菌成分で、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることでその増殖を抑えます。
b:正しい
ブテナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑えます。
c:正しい
ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑えます。
単独での抗真菌作用は弱いとされているため、他の抗真菌成分と組み合わせて配合されています。
d:誤り
ウンデシレン酸亜鉛は、患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑えます。
問題文はシクロピロクスオラミンの説明です。
正しい選択肢です。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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03
外皮用薬に配合される抗真菌成分に関する組み合わせ問題です。
まず、a~dについてみていきましょう。
a.正しいです。文のとおりです。
イミダゾール系抗真菌成分の代表的なものには、
他に、オキシコナゾール硝酸塩、ネチコナゾール塩酸塩、
スルコナゾール硝酸塩、エコナゾール硝酸塩、
クロトリマゾール、ミコナゾール硝酸塩、
チオコナゾール等があります。
b.正しいです。文のとおりです。
c.正しいです。文のとおりです。
ピロールニトリンは、単独での抗真菌作用は弱いため、
他の抗真菌成分と一緒に配合されます。
d.誤りです。
ウンデシレン酸亜鉛は、患部を酸性にすることで、
皮膚糸状菌の発育を抑えます。
「皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、
その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、
その増殖を抑える」のは、シクロピロクスオラミンです。
以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。
正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。
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