登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問97 (主な医薬品とその作用 問37)
問題文
漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている。
b 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)、大柴胡湯(だいさいことう)は、肥満症又は肥胖(はん)症に用いられる漢方処方製剤であり、肥満症全般に適するとされている。
c 漢方処方製剤を利用する場合、患者の「証」に合わないものが選択された場合には、効果が得られないばかりでなく、副作用を生じやすくなる。
a 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている。
b 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)、大柴胡湯(だいさいことう)は、肥満症又は肥胖(はん)症に用いられる漢方処方製剤であり、肥満症全般に適するとされている。
c 漢方処方製剤を利用する場合、患者の「証」に合わないものが選択された場合には、効果が得られないばかりでなく、副作用を生じやすくなる。
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問題
登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問97(主な医薬品とその作用 問37) (訂正依頼・報告はこちら)
漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている。
b 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)、大柴胡湯(だいさいことう)は、肥満症又は肥胖(はん)症に用いられる漢方処方製剤であり、肥満症全般に適するとされている。
c 漢方処方製剤を利用する場合、患者の「証」に合わないものが選択された場合には、効果が得られないばかりでなく、副作用を生じやすくなる。
a 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている。
b 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)、大柴胡湯(だいさいことう)は、肥満症又は肥胖(はん)症に用いられる漢方処方製剤であり、肥満症全般に適するとされている。
c 漢方処方製剤を利用する場合、患者の「証」に合わないものが選択された場合には、効果が得られないばかりでなく、副作用を生じやすくなる。
- a:誤 b:誤 c:誤
- a:誤 b:正 c:正
- a:正 b:誤 c:正
- a:正 b:正 c:誤
- a:誤 b:誤 c:正
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この過去問の解説 (3件)
01
漢方処方製剤に関する問題です。
まず、a~cについてみていきましょう。
a.正しいです。文のとおりです。
適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、
生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされています。
b.誤りです。
文末の「肥満症全般に適するとされている」というのが誤りです。
どれも、肥満症又は肥胖症に用いられる漢方処方製剤であることには
違いありませんが、肥満症全般に適するわけではありません。
c.正しいです。文のとおりです。
なお、文中に出てきた「証」とは、
漢方独自の病態認識のことを指します。
以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。
正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。
<参考>
漢方処方製剤については、下記p182~190が参考になります。
厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き(令和6年4月)
https://www.mhlw.go.jp/content/001243494.pdf
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02
この問題は、漢方処方製剤についての問題です。
a:正しい
漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3か月未満の乳児には使用しないこととされています。
b:誤り
肥満症または肥胖症に用いられる漢方処方製剤、防己黄耆湯、防風通聖散、大柴胡湯については、どのような肥満症にも適すわけではありません。
c:正しい
漢方処方製剤を利用する場合、患者の「証」に合わないものが選択された場合には、効果が得られないばかりでなく、副作用を生じやすくなります。
「証」とは漢方独自の病態の認識で患者の体質等に合わせて選ばれます。「証」は漢方の専門用語になり患者にはわかりにくいため「しばり」として記載されます。
誤りです。
誤りです。
正しい選択肢です。
誤りです。
誤りです。
この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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03
a(正)
漢方処方製剤は、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされています。
一般に漢方薬は自然由来の成分を含むものの、乳児の消化器官や代謝機能が未発達なため、安全性の観点から使用が推奨されません。
適用年齢の下限が設けられていない場合でも、生後3ヶ月未満の乳児への使用は避けるべきとされています。
b(誤)
防已黄耆湯、防風通聖散、大柴胡湯は、いずれも肥満症の改善に用いられることがありますが、それぞれ適応する体質(証)が異なります。
例えば、防已黄耆湯は水太りタイプのむくみやすい人に向いており、防風通聖散は脂肪太りタイプの便秘がちな人、大柴胡湯は筋肉質でがっしりした体格の人に適しています。
すべての肥満症に適しているわけではありません。
c(正)
漢方薬は、患者の「証」(体質や症状の状態)に合わせて選ばれます。
証に合わない漢方薬を使用すると、効果が得られないだけでなく、体調を崩したり、副作用が現れたりすることがあります。
たとえば、体力のない人が大柴胡湯を使用すると、強すぎる作用で負担がかかることがあります。
漢方薬の選択には注意が必要です。
誤った選択肢です。
a:正 b:誤 c:正が正解です。
誤った選択肢です。
a:正 b:誤 c:正が正解です。
正しい選択肢です。
a:正 b:誤 c:正が正解です。
誤った選択肢です。
a:正 b:誤 c:正が正解です。
誤った選択肢です。
a:正 b:誤 c:正が正解です。
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