登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問98 (主な医薬品とその作用 問38)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問98(主な医薬品とその作用 問38) (訂正依頼・報告はこちら)

殺菌消毒成分の「殺菌消毒作用又はその性質」と「殺菌消毒作用を示す微生物等」に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
問題文の画像
  • a:正  b:誤  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:正  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:正
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:誤

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この過去問の解説 (3件)

01

a(誤)
アクリノールは、細菌に対する殺菌作用はあるが、真菌やウイルス全般には効果が期待できません。
表では「一般細菌類、真菌類、ウイルス全般」となっているが、これは誤りです。

 

b(正)
サラシ粉(次亜塩素酸カルシウム)は、強い酸化力を持ち、細菌、真菌、ウイルス全般に対して殺菌消毒作用を示します

医療現場でも消毒剤として使用されることがあります。

 

c(誤)
レゾルシンは、皮膚の角質を剥がす作用(角化溶解作用)があり、抗真菌作用を持つが、細菌やウイルスに対する強い殺菌消毒作用はありません。

表では「真菌類に対して殺菌消毒作用を示す」となっているが、殺菌消毒作用ではなく、角質剥離を介した間接的な作用に近いため、記述は誤りです。

 

d(誤)
セチルピリジニウム塩化物(CPC)は、細菌に対する殺菌作用を持つが、「大部分のウイルス」に有効という記述は誤りです

一部のウイルスには効果があるものの、すべてのウイルスに有効とは限りません。

選択肢1. a:正  b:誤  c:誤  d:誤

誤った選択肢です。

a:誤 b:正 c:誤 d:誤が正解です。

選択肢2. a:誤  b:正  c:誤  d:誤

正しい選択肢です。

a:誤 b:正 c:誤 d:誤が正解です。

選択肢3. a:誤  b:誤  c:正  d:誤

誤った選択肢です。

a:誤 b:正 c:誤 d:誤が正解です。

選択肢4. a:誤  b:誤  c:誤  d:正

誤った選択肢です。

a:誤 b:正 c:誤 d:誤が正解です。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:誤  d:誤

誤った選択肢です。

a:誤 b:正 c:誤 d:誤が正解です。

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02

殺菌消毒成分の「殺菌消毒作用又はその性質」と

「殺菌消毒作用を示す微生物等」に関する問題です。

 

まず、a~dについてみていきましょう。

 

a.誤りです。

  「殺菌消毒作用又はその性質」は正しいですが、

  「殺菌消毒作用を示す微生物等」に誤りがあります。

  アクリノールはウイルスには有効ではありません。

b.正しいです。

c.誤りです。

  「殺菌消毒作用又はその性質」の部分が誤りです。

  細菌や真菌類のタンパク質を変性させることにより

  殺菌消毒作用を示します。

d.誤りです。

  「殺菌消毒作用又はその性質」

  「殺菌消毒作用を示す微生物等」の両方が誤りです。

  「殺菌消毒作用又はその性質」は、

  「陽性界面活性成分により殺菌消毒作用を示す」です。

  「殺菌消毒作用を示す微生物等」についてですが、真菌類が対象です。

 

以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。

 

選択肢2. a:誤  b:正  c:誤  d:誤

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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03

この問題は「殺菌消毒作用又はその性質」と「殺菌消毒作用を示す微生物等」についての問題です。

 

a:誤り

アクリノールは、黄色の色素で、一般細菌類の一部に対する殺菌消毒作用を示しますが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がありません

 

b:正しい

サラシ粉は、塩素系殺菌消毒成分で、強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示しますが、皮膚刺激性が強いため、通常人体の消毒には用いません。

 

c:誤り

レゾルシンは、細菌や真菌類のタンパク質を変性させることにより殺菌消毒作用を示し、患部の化膿を防ぐことを目的として用いられます。

 

d:誤り

セチルピリジニウム塩化物は、陽性界面活性成分で、黄色ブドウ球菌、溶結性連鎖球菌またはカンジダなどの真菌類に対する殺菌消毒作用を示します。結核菌やウイルスには効果がありません

選択肢1. a:正  b:誤  c:誤  d:誤

誤りです。

選択肢2. a:誤  b:正  c:誤  d:誤

正しい選択肢です。

選択肢3. a:誤  b:誤  c:正  d:誤

誤りです。

選択肢4. a:誤  b:誤  c:誤  d:正

誤りです。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:誤  d:誤

誤りです。

まとめ

この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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