登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問99 (主な医薬品とその作用 問39)
問題文
衛生害虫の種類と防除及び殺虫剤の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ハエの防除の基本は、ウジの防除であり、ウジの防除法としては、通常、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられる。
b プロポクスルは、有機塩素系殺虫成分で、アセチルコリンエステラーゼの阻害によって殺虫作用を示し、一般に有機リン系殺虫成分に比べて毒性が高い。
c トコジラミは、シラミの一種でなくカメムシ目に属する昆虫で、ナンキンムシとも呼ばれ、床や壁の隙間、壁紙の裏、畳の敷き合わせ目、ベッド等に潜伏する。
d 屋内塵(じん)性ダニは、完全に駆除することは困難であるため、増殖させないということを基本に防除が行われることが重要である。
a ハエの防除の基本は、ウジの防除であり、ウジの防除法としては、通常、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられる。
b プロポクスルは、有機塩素系殺虫成分で、アセチルコリンエステラーゼの阻害によって殺虫作用を示し、一般に有機リン系殺虫成分に比べて毒性が高い。
c トコジラミは、シラミの一種でなくカメムシ目に属する昆虫で、ナンキンムシとも呼ばれ、床や壁の隙間、壁紙の裏、畳の敷き合わせ目、ベッド等に潜伏する。
d 屋内塵(じん)性ダニは、完全に駆除することは困難であるため、増殖させないということを基本に防除が行われることが重要である。
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問題
登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問99(主な医薬品とその作用 問39) (訂正依頼・報告はこちら)
衛生害虫の種類と防除及び殺虫剤の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ハエの防除の基本は、ウジの防除であり、ウジの防除法としては、通常、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられる。
b プロポクスルは、有機塩素系殺虫成分で、アセチルコリンエステラーゼの阻害によって殺虫作用を示し、一般に有機リン系殺虫成分に比べて毒性が高い。
c トコジラミは、シラミの一種でなくカメムシ目に属する昆虫で、ナンキンムシとも呼ばれ、床や壁の隙間、壁紙の裏、畳の敷き合わせ目、ベッド等に潜伏する。
d 屋内塵(じん)性ダニは、完全に駆除することは困難であるため、増殖させないということを基本に防除が行われることが重要である。
a ハエの防除の基本は、ウジの防除であり、ウジの防除法としては、通常、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられる。
b プロポクスルは、有機塩素系殺虫成分で、アセチルコリンエステラーゼの阻害によって殺虫作用を示し、一般に有機リン系殺虫成分に比べて毒性が高い。
c トコジラミは、シラミの一種でなくカメムシ目に属する昆虫で、ナンキンムシとも呼ばれ、床や壁の隙間、壁紙の裏、畳の敷き合わせ目、ベッド等に潜伏する。
d 屋内塵(じん)性ダニは、完全に駆除することは困難であるため、増殖させないということを基本に防除が行われることが重要である。
- a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- a:正 b:正 c:誤 d:誤
- a:正 b:誤 c:正 d:正
- a:誤 b:正 c:正 d:誤
- a:誤 b:正 c:正 d:正
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この過去問の解説 (3件)
01
a(正)
ハエの防除では、成虫の駆除だけでなく、ウジ(幼虫)の発生を抑えることが重要です。
ウジの駆除には、有機リン系殺虫成分が含まれる薬剤が使用されることがあるため、この記述は正しいです。
b(誤)
プロポクスルはカーバメート系の殺虫成分であり、有機塩素系ではありません。
また、カーバメート系殺虫剤の毒性は有機リン系と比較して、一般に低いか同程度とされており、「有機リン系よりも毒性が高い」という記述は誤りです。
c(正)
トコジラミ(ナンキンムシ)は、シラミの一種ではなく、カメムシ目に属する昆虫です。
布団や壁の隙間、家具の裏などに潜んで吸血する害虫として知られています。
d(正)
屋内塵性ダニ(チリダニなど)は、完全に駆除するのは難しいため、繁殖させないことが重要です。
湿度管理、掃除、寝具の洗濯などが防除の基本となります。
誤った選択肢です。
a:正 b:誤 c:正 d:正が正解です。
誤った選択肢です。
a:正 b:誤 c:正 d:正が正解です。
正しい選択肢です。
a:正 b:誤 c:正 d:正が正解です。
誤った選択肢です。
a:正 b:誤 c:正 d:正が正解です。
誤った選択肢です。
a:正 b:誤 c:正 d:正が正解です。
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02
衛生害虫の種類と防除及び殺虫剤の配合成分に関する組み合わせ問題です。
まず、a~dについてみていきましょう。
a.正しいです。文のとおりです。
厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き
(令和6年4月)p194を参照ください。
b.誤りです。
文中に誤りがいくつかあります。
まず、成分は「有機塩素系殺虫成分」ではなく
「カーバメイト系殺虫成分」です。
また、文末の「有機リン系殺虫成分に比べて毒性が高い」が誤りで、
「有機リン系殺虫成分に比べて毒性が低い」が正しいです。
厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き
(令和6年4月)p197を参照ください。
c.正しいです。文のとおりです。
厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き
(令和6年4月)p195を参照ください。
d.正しいです。文のとおりです。
厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き
(令和6年4月)p196を参照ください。
以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。
正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。
<参考>
厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き(令和6年4月)
https://www.mhlw.go.jp/content/001243494.pdf
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03
この問題は、衛生害虫の種類と防除及び殺虫剤の配合成分についての問題です。
a:正しい
ハエの防除は、ウジの防除が基本です。ウジの防除法として、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤を用います。
b:誤り
プロポクスルは、有機リン系殺虫成分と同様にアセチルコリンエステラーゼの疎外によって殺虫作用を示し、一般に有機リン系殺虫成分に比べて毒性は低いです。
毒性が高いというのは誤りです。
c:正しい
トコジラミは、シラミの一種ではなくカメムシ目に属する昆虫です。
ナンキンムシとも呼ばれています。床や壁の隙間、壁紙の裏、畳の敷き合わせ目、ベッドなどに潜んでいることが多いです。
d:正しい
屋内塵性ダニは、完全に駆除することは困難です。増殖させないことが重要な衛生害虫です。
誤りです。
誤りです。
正しい選択肢です。
誤りです。
誤りです。
この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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