登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問103 (医薬品の適正使用と安全対策 問3)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問103(医薬品の適正使用と安全対策 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

一般用医薬品(人体に直接使用しない検査薬を除く。)の添付文書等に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  使用上の注意は、「相談すること」、「してはいけないこと」、「その他の注意」の順に記載するよう定められている。
b  一般用医薬品のうち第三類医薬品については、製品のリスク区分の記載を省略することができる。
c  点眼剤に類似した容器に収められた外用液剤では、取り違えにより点眼される事故防止のため、その容器本体に赤枠・赤字で「目に入れない」旨の文字が記載されている。
d  成分及び分量には、有効成分の名称及び分量の記載と併せて、添加物として配合されている成分が掲げられている。
  • (a、b)
  • (a、c)
  • (a、d)
  • (b、d)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (2件)

01

a(誤)
使用上の注意の記載順は「してはいけないこと」、「相談すること」、「その他の注意」の順になっています。

 

b(誤)
一般用医薬品のリスク区分(第一類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品)は、すべての製品に記載が義務付けられています

第三類医薬品でも、リスク区分の表示を省略することはできません。

 

c(正)
点眼剤と間違えて目に入れてしまう事故を防ぐため、点眼剤に似た容器の外用液剤には「目に入れない」という注意が赤枠・赤字で記載されています

特に、外用の消毒薬や皮膚用薬ではこのような注意表示があります。

 

d(正)
成分及び分量の欄には、有効成分の名称と分量が記載されるだけでなく、添加物として含まれる成分も記載されます。

これにより、アレルギーや過敏症のある人が適切に判断できるようになっています。

選択肢1. (a、b)

誤った選択肢です。

正しいものはc、dです。

選択肢2. (a、c)

誤った選択肢です。

正しいものはc、dです。

選択肢3. (a、d)

誤った選択肢です。

正しいものはc、dです。

選択肢4. (b、d)

誤った選択肢です。

正しいものはc、dです。

選択肢5. (c、d)

正しい選択肢です。

正しいものはc、dです。

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02

一般医薬品の添付文書に関する問題です。

医薬品医療機器等法や医薬品医療機器等法施行規則、

一般用医薬品の添付文書記載要領が関連する法令です。

 

まずはa~dについてみていきましょう。

a.誤りです。

  使用上の注意は「してはいけないこと」「相談すること」

  「その他の注意」の順です。

b.誤りです。リスク区分の記載は省略できません。

c.正しいです。

  「医薬品関連医療事故防止対策の強化・徹底について」

  (2004年6月2日薬食発第0602009号)で定められました。

  独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページ

  「医薬品・医療用具に関連する医療事故防止対策について」で

  紹介されています。

d.正しいです。

  一般用医薬品の添付文書記載要領

  「第38.成分及び分量」に規定されています。

 

以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。

選択肢5. (c、d)

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

 

まとめ

<参考>

独立行政法人医薬品医療機器総合機構

「医薬品・医療用具に関連する医療事故防止対策について」

https://www.pmda.go.jp/safety/info-services/medical-safety-info/0007.html

 

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