登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問110 (医薬品の適正使用と安全対策 問10)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問110(医薬品の適正使用と安全対策 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

一般用医薬品の添付文書等の「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」として「甲状腺機能障害又は甲状腺機能亢(こう)進症」と記載することとされている医薬品成分とその理由の組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。

a  トリメトキノール塩酸塩水和物 ――― 交感神経系の興奮作用により、症状を悪化させるおそれがあるため。
b  沈降炭酸カルシウム ――― 甲状腺ホルモンの吸収を阻害するおそれがあるため。
c  フェニレフリン塩酸塩 ――― 副交感神経系の興奮作用により、症状を悪化させるおそれがあるため。
  • a:誤  b:誤  c:正
  • a:正  b:正  c:誤
  • a:正  b:誤  c:誤
  • a:正  b:正  c:正
  • a:誤  b:正  c:誤

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この過去問の解説 (2件)

01

a(正)
トリメトキノール塩酸塩水和物は、交感神経を刺激して気管支を広げる作用がある成分です。

甲状腺機能亢進症の人は、交感神経の過剰な刺激によって症状が悪化する可能性があるため、使用に注意が必要とされています

 

b(正)
沈降炭酸カルシウムは、胃酸を中和する制酸成分です。

甲状腺ホルモンの吸収を阻害する可能性があるため、甲状腺機能障害のある人では使用に注意が必要とされることがあります

 

c(誤)
フェニレフリン塩酸塩は、交感神経を刺激して血管を収縮させることで鼻づまりを改善する成分です。

副交感神経ではなく交感神経を刺激する成分であるため、「副交感神経系の興奮作用によって症状を悪化させる」という記述は誤りです

選択肢1. a:誤  b:誤  c:正

誤った選択肢です。

a:正 b:正 c:誤が正解です。

選択肢2. a:正  b:正  c:誤

正しい選択肢です。

a:正 b:正 c:誤が正解です。

選択肢3. a:正  b:誤  c:誤

誤った選択肢です。

a:正 b:正 c:誤が正解です。

選択肢4. a:正  b:正  c:正

誤った選択肢です。

a:正 b:正 c:誤が正解です。

選択肢5. a:誤  b:正  c:誤

誤った選択肢です。

a:正 b:正 c:誤が正解です。

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02

「甲状腺機能障害又は甲状腺機能進症」と診断された人が

相談の対象となる医薬品成分とその理由の組み合わせ問題です。

 

まず、a~cについてみていきましょう。

 

a.正しいです。組み合わせどおりです。

b.正しいです。組み合わせどおりです。

c.誤りです。

  フェニレフリン塩酸塩の理由は

  「交感神経系の興奮作用により、症状を悪化させるおそれがあるため」

  です。

 

以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。

選択肢2. a:正  b:正  c:誤

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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