通関士 過去問
第58回（令和6年）
問53 (関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 問13)
問題文
次の記述は、輸入の許可前における貨物の引取りに関するものであるが、（ ハ ）に入れるべき最も適切な語句を下の選択肢から選びなさい。
1 外国貨物（（ イ ）を除く。）を（ ロ ）後輸入の許可前に引き取ろうとする者は、関税額に相当する担保を提供して税関長の承認を受けなければならない。
2 輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受けた貨物を、その輸入の許可前に外国に向けて送り出す場合には、（ ハ ）を受けなければならない。
3 経済連携協定における関税についての特別の規定による便益を適用する貨物について、輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受ける場合には、その（ ニ ）に、当該経済連携協定の規定に基づく締約国原産地証明書を提出しなければならない。
4 関税を納付すべき物を内容とする郵便物（賦課課税方式が適用されるものに限る。）の名宛人は、あらかじめ税関長の承認を受けた場合には、当該郵便物に係る関税の課税標準及び税額についての決定がされる前に当該郵便物を受け取ることができる。この場合において、当該税関長は、関税額に相当する担保を当該名宛人に（ ホ ）。
1 外国貨物（（ イ ）を除く。）を（ ロ ）後輸入の許可前に引き取ろうとする者は、関税額に相当する担保を提供して税関長の承認を受けなければならない。
2 輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受けた貨物を、その輸入の許可前に外国に向けて送り出す場合には、（ ハ ）を受けなければならない。
3 経済連携協定における関税についての特別の規定による便益を適用する貨物について、輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受ける場合には、その（ ニ ）に、当該経済連携協定の規定に基づく締約国原産地証明書を提出しなければならない。
4 関税を納付すべき物を内容とする郵便物（賦課課税方式が適用されるものに限る。）の名宛人は、あらかじめ税関長の承認を受けた場合には、当該郵便物に係る関税の課税標準及び税額についての決定がされる前に当該郵便物を受け取ることができる。この場合において、当該税関長は、関税額に相当する担保を当該名宛人に（ ホ ）。
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問題
通関士試験 第58回（令和6年） 問53（関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 問13） （訂正依頼・報告はこちら）
次の記述は、輸入の許可前における貨物の引取りに関するものであるが、（ ハ ）に入れるべき最も適切な語句を下の選択肢から選びなさい。
1 外国貨物（（ イ ）を除く。）を（ ロ ）後輸入の許可前に引き取ろうとする者は、関税額に相当する担保を提供して税関長の承認を受けなければならない。
2 輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受けた貨物を、その輸入の許可前に外国に向けて送り出す場合には、（ ハ ）を受けなければならない。
3 経済連携協定における関税についての特別の規定による便益を適用する貨物について、輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受ける場合には、その（ ニ ）に、当該経済連携協定の規定に基づく締約国原産地証明書を提出しなければならない。
4 関税を納付すべき物を内容とする郵便物（賦課課税方式が適用されるものに限る。）の名宛人は、あらかじめ税関長の承認を受けた場合には、当該郵便物に係る関税の課税標準及び税額についての決定がされる前に当該郵便物を受け取ることができる。この場合において、当該税関長は、関税額に相当する担保を当該名宛人に（ ホ ）。
1 外国貨物（（ イ ）を除く。）を（ ロ ）後輸入の許可前に引き取ろうとする者は、関税額に相当する担保を提供して税関長の承認を受けなければならない。
2 輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受けた貨物を、その輸入の許可前に外国に向けて送り出す場合には、（ ハ ）を受けなければならない。
3 経済連携協定における関税についての特別の規定による便益を適用する貨物について、輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受ける場合には、その（ ニ ）に、当該経済連携協定の規定に基づく締約国原産地証明書を提出しなければならない。
4 関税を納付すべき物を内容とする郵便物（賦課課税方式が適用されるものに限る。）の名宛人は、あらかじめ税関長の承認を受けた場合には、当該郵便物に係る関税の課税標準及び税額についての決定がされる前に当該郵便物を受け取ることができる。この場合において、当該税関長は、関税額に相当する担保を当該名宛人に（ ホ ）。
- 承認の申請の際
- 積戻しの許可
- 提供させなければならない
- 提供させることができる
- 提供させることはできない
- 当該承認の取消し
- 特例申告に係る貨物
- 特例輸入者に係る貨物
- 保税地域等に入れた
- 輸出の許可
- 輸入申告後相当と認められる期間内
- 輸入申告の
- 輸入数量が輸入基準数量を超えた場合の特別緊急関税の対象物品
- 輸入の許可前
- 予備申告の
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この過去問の解説 （2件）
01
関税法に規定されております輸入の許可前における貨物の引取り承認に関する問題です。
正しい内容です。
「第一項の承認を受けた外国貨物は、この法律の適用については、第四条（課税物件の確定の時期）、第五条（適用法令）、前条、第百五条（税関職員の権限）及び第百六条（特別の場合における税関長の権限）を除くほか、内国貨物とみなす。」とあり、内国貨物は輸出の許可が必要となるため当該回答が正しい内容となります。
（関税法第73条3項）
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02
ハの正解は輸出の許可です。
引き取りの承認を受けて輸入許可前に外国に向けて送り出す場合、関税、消費税、地方消費税を納付していない事から外国貨物の扱いになります。
外国貨物を海外に送るには原則として必要事項を税関長に申告し、貨物に必要な検査を受け、許可を受けなければいけないとされてます。
そのため、引き取り承認を受けたからといって勝手に海外に送る事は出来ないのでその点は注意が必要です。
選択肢の解説は下記の通りになります。
税関長に申請し、その承認を受けて輸入許可前の引き取りが完了になります。そのため、申請の際という表現が誤りです。
輸出の許可が正解なので、積み戻しの許可という表現は誤りです。
該当貨物の関税額に相当な担保を提供しなければならないという表現が正解です。その為、提供させなければならないという表現は誤りです。
該当貨物の関税額に相当な担保を提供しなければならないという表現が正解です。提供させる事が出来るという任意の表現が誤りです。
提供させることができないという事はないので誤りです。
輸入許可を与える事が出来ない場合において、税関長は輸入許可前承認をしてはならないとなっております。その為、承認取り消しという表現が誤りです。
問題文で特例申告に係る貨物を受けなければいけないという表現が日本語として変なので誤りです。
特例申告貨物が文脈にはいる為、特例輸入者に関わる貨物は誤りです。
輸入許可を受けた後でなければ保税地域から貨物は引き取りができない為、保税地域に入れたが誤りです。
上記の通り輸出の許可が正解です。
輸入申告後税関長に申請し、承認を受ければ貨物を引き取る事が出来る為、相当と認められるという表現が誤りです。
今回は輸出の問題になるので輸入申告のという表現が誤りです。
今回は輸出の問題になるので輸入数量が輸入基準数量を超えた場合の特別緊急関税の対象物品のという表現が誤りです。
今回は輸出の問題になるので輸入の許可前という表現が誤りです。
今回は輸出の問題になるので輸入の許可前という表現が誤りです。
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