薬剤師の過去問
第99回
必須問題 問84

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問題

薬剤師国家試験 第99回 必須問題 問84 (訂正依頼・報告はこちら)

我が国において健康被害をもたらし社会問題となった。薬物とその症状あるいは疾病の組合わせのうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
  • サリドマイド - ショック死
  • クロロキン - 慢性肝炎
  • キノホルム - 知覚神経障害
  • ペニシリン - 四肢奇形
  • ソリブジン - 網膜症

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:3

1 サリドマイドは妊婦への投与によりアザラシ肢症を引き起こしました。

2 クロロキンは網膜症が問題となりました。

3 キノホルムはスモンが問題となりました。スモンは知覚神経障害を引き起こします。

4 ペニシリンはショック死が問題となりました。

5 ソリブジンは5-FUとの併用による重篤な血液障害が問題となりました。

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02

正解【3】

1.サリドマイドは妊婦への投与により催奇形性を引き起こしました。

2.クロロキンは網膜症を引き起こしました。クロロキン網膜症には治療法がなく、中止しても視覚障害が進行したとのことです。

3.キノホルムは神経障害を引き起こしました。薬害スモンとも呼ばれ、腹痛、しびれ、倦怠感、歩行困難などのほかに、視力障害なども発生しました。

4.ペニシリンはショック死を引き起こしました。有名人がこれで亡くなって、実は他にもたくさんの方が亡くなっていたことが判明して問題となりました。

5.ソリブジンは、5-FUとの併用で重篤な血液障害を引き起こました。

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03

正解【3】

1.サリドマイド はアザラシ肢症です。

2.クロロキンは網膜症です。

3.キノホルムはスモン(亜急性・脊髄・視神経・末梢神経)です。この記述が正しいです。

4.ペニシリンはショック死です。

5.ソリブジンは5-FU系薬剤の骨髄抑制です。

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