薬剤師の過去問
第99回
薬学理論問題(物理・化学・生物、衛生、法規・制度・倫理) 問91
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問題
薬剤師国家試験 第99回 薬学理論問題(物理・化学・生物、衛生、法規・制度・倫理) 問91 (訂正依頼・報告はこちら)
90Sr は以下に示す放射壊変により、放射性核種90Y を経て、90Zr の安定核種になる。
90Y の放射能の時間推移を示す曲線はどれか。1つ選べ。
但し、時間ゼロにおける 90Sr の放射能は5 × 104 Bq とする。
90Y の放射能の時間推移を示す曲線はどれか。1つ選べ。
但し、時間ゼロにおける 90Sr の放射能は5 × 104 Bq とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
まず、「但し、時間ゼロにおける 90Sr の放射能は5 ×104 Bq とする。」といっていますので、グラフを見ると50000Bqに関連している選択肢2、3ということが絞れます。
これは、90Yの放射能は90Srの放射能である50000Bqが永続平行になる為だと考えられます。
そして、最初から一定に変化しないことはなく、90Yや90Srは変化して生成します。よって原点からスタートしている3が正しい回答となります。
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02
親核種の半減期が娘核種の半減期よりも遥かに長いため、永続平衡が成立します。その場合、時間の経過と共に親核種と娘核種の放射能は等しくなっていきます。
時間ゼロにおける90Srの放射能は5×10000Bqであることから、選択肢2と3が候補になりますが、90Y は最初は0のため、選択肢3が正解となります。
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03
親核種Srの半減期が娘核種Yの半減期より圧倒的に長いため、永続平衡となります。
永続平衡では、ある程度時間がたつと、親核種と娘核種の放射能が等しくなります。
Srの放射能は5万ですので、Yも5万に近づいていきます。
また、最初はSrだけしか存在しないため、Yの放射能は0です。
よって0点から始まっていて、5万に近づいていく曲線が正解となります。
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