薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問245
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問題
薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問245 (訂正依頼・報告はこちら)
インスリンの自己注射を行っている患者に使用済みの針を入れる廃棄容器を渡して、医療機関でその容器を回収することにした。
医療機関における廃棄物とその処理に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
医療機関における廃棄物とその処理に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 血液は、特別管理産業廃棄物に該当する。
- 感染性廃棄物は、施設内で滅菌処理を行った後に廃棄しなくてはならない。
- 使用済みの注射針は、専用廃棄容器を用いれば一般廃棄物とすることができる。
- 感染性廃棄物を適切に管理するために、発生状況を把握して分別する。
- 病院から排出された紙おむつは、すべて感染性廃棄物として処理する。
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この過去問の解説 (2件)
01
1 血液は医療機関等から排出される一般廃棄物であり、感染性病原体が含まれ若しくは付着しているおそれのあるものに含まれるため特別管理産業廃棄物に該当します。
2 感染性廃棄物を滅菌処理した後に廃棄しなければならない決まりはありません。
また、滅菌処理した物は感染性廃棄物には該当しません。
3 以下のものは感染性廃棄物に分類されます。
①血液等が付着したもの
②病理廃棄物
③病原微生物の試験等に用いられたもの
④血液等が付着している鋭利なもの
使用済みの注射針は④に該当するため、専用廃棄容器を用いたとしても感染性廃棄物に分類されます。
4 感染性廃棄物を適切に処理するためには、どのような状況でどのような使い方をしたのか等の把握が必要となります。
5 使用済みの紙おむつは問3の解説①~④のどれにも該当しないため感染性廃棄物ではなく一般廃棄物に分類されます。
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02
選択肢2: ×
感染性廃棄物を滅菌処理する義務はありません。
滅菌処理をした場合、感染性廃棄物ではなくなります。
選択肢3: ×
使用済み注射針は、専用廃棄容器を用いても感染性廃棄物です。
選択肢4: ⚪︎
選択肢5: ×
使用済み紙おむつは一般廃棄物です。
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