薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問255

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問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問255 (訂正依頼・報告はこちら)

一般用医薬品であるリアップ X5(5%ミノキシジル製剤)を求めて女性が薬局を訪れた。
販売時の来局者への対応として重要性の最も低いのはどれか。1つ選べ。
  • 使用者の年齢を確認した。
  • 使用者の性別を確認した。
  • 使用者に気管支ぜん息の既往歴がないことを確認した。
  • 使用者に高血圧の既往歴がないことを確認した。
  • 使用者に心臓・腎臓の障害がないことを確認した。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解:3

1 ミノキシジルは、20歳未満の者は国内での使用調査が行われていないため、使用することはできません。
また、65歳以上の者が使用するときには、医師や薬剤師に相談が必要です。

2 リアップX5は男性用であり、女性における安全性の確認がされていないため、女性は使用することができません。

3 気管支喘息の患者への注意喚起はされていません。よって確認の重要性は低いと考えられます。

4 ミノキシジルには血管拡張作用があり、血圧を下げるおそれがあります。よって高血圧や低血圧の方は相談が必要となります。

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02

1 . 使用者の年齢を確認した。
ミノキシジルは壮年性脱毛症の治療薬であり、国内での使用経験が無いことから、20歳未満には使用しないこととなっています。
また、65歳以上では一般的に薬の副作用が出やすい為、医師・薬剤師に相談すること、となっています。
その為、年齢確認は重要です。

2 . 使用者の性別を確認した。
5%ミノキシジル製剤は、日本人女性に対しての安全性が確認されていない事から、女性には使えません。
(1%製剤には女性用があります)
来局者は女性ですが、使用者が別の人という事もありますので、使用者の性別確認は重要です。

3 . 使用者に気管支ぜん息の既往歴がないことを確認した。
特に気管支ぜん息に対しての注意はありません。
重要性は低いです。

4 . 使用者に高血圧の既往歴がないことを確認した。
ミノキシジルは血圧に影響を及ぼす可能性がある為、高血圧・低血圧の人は医師・薬剤師に相談すること、となっています。
その為、高血圧の既往歴の確認は重要です。

5 . 使用者に心臓・腎臓の障害がないことを確認した。
ミノキシジルは、心臓や腎臓に影響を及ぼす可能性が考えられる為、使用前に医師・薬剤師に相談すること、となっています。
その為、心臓・腎臓の障害がないことの確認は重要です。

以上より、重要性の最も低いのは3となります。

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