薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問322
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問題
薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問322 (訂正依頼・報告はこちら)
70歳女性。圧迫骨折で入院中であり、以下の薬剤が処方された。昨日から咳と38℃の発熱が続いている。
この処方において、患者の腎機能が低下している場合に、最も注意しなければならない薬剤はどれか。1つ選べ。
この処方において、患者の腎機能が低下している場合に、最も注意しなければならない薬剤はどれか。1つ選べ。
- イブリフラボン錠200mg
- メコバラミン錠500Jag
- ジクロフエナクナトリウム錠25mg
- エペリゾン塩酸塩錠50mg
- 乳酸カルシウム水和物
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この過去問の解説 (3件)
01
ジクロフェナクは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の一種で、プロスタグランジン(PG)の合成を抑制します。
PG合成が抑制されると腎血流量が減少し、Na再吸収やバソプレシンの作用が亢進します。
これにより体内に水分やNaが貯留され尿量が低下します。
したがって腎機能が低下している患者にジクロフェナクを投与すると腎毒性が高まり腎障害を悪化するため投与禁忌とされています。
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02
1 ジクロフェナクナトリウムは腎血流量を低下させる作用があります。そのため、腎機能が低下している患者には禁忌となっています。
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03
【解説】
腎機能が低下している場合、注意しなければならない薬剤は、非ステロイド性抗炎症薬の一つであるジクロフェナクナトリウムです。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は腎血流量低下作用があるため腎障害を悪化、誘発することがあります。
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