第一種電気工事士の過去問
平成29年度(2017年)
一般問題 問31
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問題
第一種 電気工事士試験 平成29年度(2017年) 一般問題 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
図は、自家用電気工作物( 500kW未満 )の引込柱から屋内キュービクル式高圧受電設備( JIS C4620適合品 )に至る施設の見取図である。この図に関する各問いに対して、答えを一つ選びなさい。
②に示す高圧ケーブルの太さを検討する場合に必要のない事項は。
②に示す高圧ケーブルの太さを検討する場合に必要のない事項は。
- 電線の許容電流
- 電線の短時間耐電流
- 電路の地絡電流
- 電路の短絡電流
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この過去問の解説 (3件)
01
高圧ケーブルに流れる電流のうち、地絡電流については配電線路の対地静電容量によって決まります。ただ、対地静電容量の多くは電圧やケーブルの静電容量によって決まるため、地絡電流については考慮する必要がありません。
その他の電流は、全て受電設備を施設する際に考慮すべき項目になります。
よって正解は、3番になります。
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02
地絡電流は、電路と大地がつながり、大きな漏れ電流が流れることです。ですから、高圧ケーブルに流れるのではなく、逆に高圧ケーブルから漏れていくので、ケーブルの太さとは関係ありません。
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03
1.正解です。電線の許容電流は、ケーブルが太くなれば増加します。
2.正解です。電線の短時間耐電流は、ケーブルが太くなれば増加します。
3.誤りです。電路の地絡電流は、ケーブル敷設の配置によって定まるため、ケーブルの太さは関係ありません。
4.正解です。電路の短絡電流に耐えれる太さにしましょう。
従って、答えは3番です。
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