第一種電気工事士の過去問
平成30年度（2018年）
一般問題 問29

[ 解答　2 ]
[ 解説 ]

■点検できる隠ぺい場所で、さらに湿気の多い場所（または水気のある場所）での低圧屋内配線工事が可能な工事は次の通りです。
・合成樹脂管工事
・金属管工事
・金属可とう電線管工事
・がいし引き工事

■金属線ぴ工事について
・使用電圧は300Ｖ以下
・乾燥した場所で、展開した場所か点検できる隠ぺい場所に限られます。

よって、「2」の金属線ぴ工事は施設することができません。

答えは（2）「金属線ぴ工事」です。

金属線ぴ工事は屋内の乾燥した場所で展開した場所、または点検できる隠蔽場所において使用電圧が300[V]以下の場合に限って施工できます。

また、選択肢にはありませんが金属ダクト工事も湿気の多い場所、または水気のある場所には施行できません。

しかし、屋外用バスダクトを使用すれば、乾燥した場所以外の場所にも施工できます。

この問題では、点検できる隠ぺい場所でかつ、湿気の多い場所又は水気のある場所に施す使用電圧300V以下の低圧屋内配線工事で、施設できない工事はどれか訊いています。

選択肢の中でも金属管工事、ケーブル工事、合成樹脂管工事はいずれもほとんどの場所で施設可能な工事です。

一方、金属線ぴ工事は湿気や水気のある場所では使用することができません。

よって正解は、2番になります。