第一種電気工事士の過去問
平成30年度(2018年)(追加試験分)
一般問題 問2
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問題
第一種 電気工事士試験 平成30年度(2018年)(追加試験分) 一般問題 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
図のような直流回路において、電源電圧は104V、抵抗R2に流れる電流が6Aである。抵抗R1の抵抗値[Ω]は。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は、図の直列回路の内、R₁の抵抗値について正しいのはどれか訊いています。
最初に、R₁とR₂の並列接続で発生する電圧を求める為に、電源電圧から8Ωで発生する電圧を引いてみると次の値になります。
104 - 64 = 40 [V]
次に、8Ωの抵抗に流れる電流値をオームの法則によって求めると、
64 / 8 = 8 [A] になります。
ここで、R₁に流れる電流を考えると、キルヒホッフの第一法則より、
8 [A] - 6 [A] = 2 [A] であることが分かります。
最後に、オームの法則をR₁に適用すると次の値になります。
40 / 2 = 20 [Ω]
よって正解は、4番になります。
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02
[ 解説 ]
R1に流れる電流と電圧を求めます。
■電流
・この回路に流れる電流は、8Ωの抵抗のところで分かります。
オームの法則より64[V] / 8[Ω] = 8[A]
・R1-R2の並列でR2に6A流れていますので、
R1に流れる電流は、8A – 6A = 2A ①
■電圧
・8Ωの所の電圧は64Vです。
R1-R2の並列では、104V – 64V = 40V
よって、R1の電圧は、40V ②
①②よりR1の抵抗を計算すると
40[V] / 2[A] = 20[Ω]
→ よって、「4」が正解となります。
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03
正解は4番です。
まず8[Ω]に64[V]の電圧がかかっているので、
この回路に流れる電流が分かります。
オームの法則(V=RI)より
I=V/R=64/8
=8[A]
Iが8[A]でR2側に6[A]流れています。
流れ込む電流と流れ出る電流の和は等しくなりますので、
R1に流れ込む電流I1は
I1=I-I2=8-6
=2[A]
あとはR1にかかっている電圧が分かれば抵抗が求められます。
この回路の起電力は104[V]、
8[Ω]の抵抗に64[V]の電圧がかかっていて、
回路に抵抗が直列接続されている場合、
各抵抗にかかる電圧の総和(電圧降下の総和)と起電力は等しくなりますので、
R1おおよびR2の並列接続部分にかかる電圧V2は
(ちなみに抵抗が並列接続されている場合は、
各抵抗の電圧は等しくなります。)
V2=VーV1=104-64
=40[V]
ここまででR1に流れ込む電流が2[A]、
かかっている電圧が40[V]と分かりましたから、
オームの法則より
R=V/I=40/2
=20[Ω]
よって答えは4番が正解です。
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