問題
このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
高圧ケーブルの電力損失として、該当しないものは。
1 .
抵抗損
2 .
誘電損
3 .
シース損
4 .
鉄損
( 第一種 電気工事士試験 令和元年度(2019年) 一般問題 問18 )
正解は4番です。
各選択肢を解説します。
1、抵抗損
抵抗損というのは電線の抵抗や負荷の抵抗によって、
I2rで熱として電力を消費してしまう損失の事です。
電気設備とは切っても切れない損失と言えます。
(電気工事士の問題にも必ずどこかで関わって来ます)
2、誘電損
ケーブルなどの絶縁体の誘電成分によって、
コンデンサのようになり、
誘電体(絶縁体)内部で熱として、
エネルギーが逃げてしまう損失の事です。
3、シース損
ケーブルの金属製被膜に電磁誘導が起こり発生する損失です。
こちらも主に熱になりエネルギーが逃げてしまう損失です。
シース損には主にシース回路損というものと、
シース渦電流損という2種類があり。
これらをまとめてシース損と呼びます。
4、鉄損
これは主に変圧器の鉄心で起こる損失の事を指します。
電圧を印可すると必ず鉄心で起こる損失で無負荷損とも言われてます。
どちらかは聞いた事があるのではないでしょうか。
今回はケーブルで起こる損失を聞いた問題ですから、
4番が正解の選択肢という事になります。