第一種電気工事士の過去問
令和元年度(2019年)
一般問題 問28
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問題
第一種 電気工事士試験 令和元年度(2019年) 一般問題 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
金属管工事の記述として、不適切なものは。
- 金属管に、直径 2.6 mmの絶縁電線(屋外用ビニル絶縁電線を除く)を収めて施設した。
- 金属管に、高圧絶縁電線を収めて、高圧屋内配線を施設した。
- 金属管を湿気の多い場所に施設するため、防湿装置を施した。
- 使用電圧が 200 Vの電路に使用する金属管にD種接地工事を施した。
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この過去問の解説 (3件)
01
[ 解説 ]
金属管に、高圧絶縁電線を収めてはなりません。
よって、「2」の説明が不適切になります。
■高圧絶縁電線の施設は、がいし引きだけです。
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02
正解は2番です。
基準から重要なポイントを抜粋してご紹介いたします。
金属管による低圧屋内配線の施設。
・絶縁電線(屋外用ビニル絶縁電線を除く。)であること。
・より線又は直径3.2mm以下の単線であること。
・金属管内では、電線に接続点を設けないこと。
・湿気の多い場所又は水気のある場所に施設する場合は、
防湿装置を施すこと。
・低圧屋内配線の使用電圧が300V以下の場合は、
管には、D種接地工事を施すこと。※一部例外あり。
・低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合は、
管には、C種接地工事を施すこと。
ただし、接触防護措置を施す場合は、
D種接地工事によることができる。
1、記述を見ますと、
直径2.6mmの絶縁電線を使用したと記載されていますので、
この記述は正しいと言えます。
2、この記述は誤りです。
よってこの選択肢が正解です。
上で紹介した基準とは別の基準になりますが、
技術基準の解釈第168条には次のように記述されています。
高圧屋内配線はがいし引き工事またはケーブル工事により施設すること。
(高圧屋外配線に関しても120条の地中電線路の基準が適用され、
そこには金属以外の管を使用する事と記載されています。)
記述は金属管に収めたと書かれているので誤りとなります。
3、湿気の多い場所に金属管工事を施す場合、
防湿装置を施すのは正しい工事です。
4、使用電圧300V以下はD種接地工事ですから、
この記述は正しいです。
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03
2番は不適切です。
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