第一種電気工事士の過去問
令和元年度(2019年)
一般問題 問33
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第一種 電気工事士試験 令和元年度(2019年) 一般問題 問33 (訂正依頼・報告はこちら)
図は、一般送配電事業者の供給用配電箱(高圧キャビネット)から自家用構内を経由して、地下1階電気室に施設する屋内キュービクル式高圧受電設備( JIS C 4620 適合品 )に至る電線路及び低圧屋内幹線設備の一部を表した図である。④に示すケーブルラックの施工に関する記述として、誤っているものは。
[注1.] 図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。
[注2.] UGS:地中線用地絡継電装置付き高圧交流負荷開閉器
[注1.] 図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。
[注2.] UGS:地中線用地絡継電装置付き高圧交流負荷開閉器
- ケーブルラックの長さが 15 mであったが、乾燥した場所であったため、D種接地工事を省略した。
- ケーブルラックは、ケーブル重量に十分耐える構造とし、天井コンクリートスラブからアンカーボルトで吊り、堅固に施設した。
- 同一のケーブルラックに電灯幹線と動力幹線のケーブルを布設する場合、両者の間にセパレータを設けなくてもよい。
- ケーブルラックが受電室の壁を貫通する部分は、火災延焼防止に必要な耐火処理を施した。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
[ 解説 ]
■ケーブルラックを施工する場合、必ずD種接地工事をしなければなりません。
→ よって「1」の説明は誤りです。
■良質な材料で構成し、各部は容易に弛まず、丈夫で、かつ、耐久性に富み、電線の布設が容易でなければなりません。 → よって「2」の説明は正しいです。
■ケーブルラックに電灯幹線と動力幹線のケーブルを布設する場合、両者の間にセパレータを設ける必要はありません。セパレータは、低圧電線と弱電流電線等が接触しないように設けるものです。 → よって「3」の説明は正しいです。
■防火区画貫通部の措置については、火災が発生した場合に、壁の区画を貫通するケーブルまたはその周辺から反火災側へ火災が延焼しないように、法令に定められた措置を施す必要があります。 → よって「4」の説明は正しいです。
参考になった数33
この解説の修正を提案する
02
正解は1番です。
ケーブルラックは、
技術基準の電線管やダクトには区分されず、
ケーブル工事を施工する際に使用される事があり、
技術基準で詳しく定められていません。
内線規程等で確認するしかありませんが、
すべてを把握する事は難しいと思います。
各選択肢を見ていきます。
1、内線規程によると、
300V以下はD種接地工事、
300Vを超える場合はC種接地工事を施すよう決められています。
ですから、1番が誤りです。
2、これはケーブル重量に耐えれるケーブルラックを使用し、
堅固に施設したとありますから適切と言えます。
3、同一のケーブルラックに電灯幹線と動力幹線を布設するとき、
高圧ケーブル同士は、
その間にセパレータを設ける必要はありません。
※弱電流線などと工事する場合は基準に沿って施設する必要があります。
4、壁を貫通する部分に、
火災延焼防止に必要な耐火処理を施すのは、
適切と言えます。
参考になった数9
この解説の修正を提案する
03
参考になった数5
この解説の修正を提案する
前の問題(問32)へ
令和元年度(2019年)問題一覧
次の問題(問34)へ