第一種電気工事士の過去問
令和元年度（2019年）
一般問題 問40

[ 解答　1 ]
[ 解説 ]

■特定電気用品：構造、使用状況からみて特に危険または障害の発生するおそれが多い電気用品。

例
・電線類：絶縁電線（導体の公称断面積100m㎡以下）、ケーブル（導体の公称断面積22m㎡以下、心線7本以下）
・配線器具類（定格電圧100Ｖ以上300V以下）：タンブラスイッチ、タイムスイッチ、フロートスイッチ（定格電流100Ａ以下）、配線用遮断器（定格電流100Ａ以下））、漏電遮断器（定格電流100Ａ以下）、差込接続器（定格電流50A以下）など

よって、「1」の合成樹脂製のケーブル配線用スイッチボックスは、特定電気用品ではありません。「2」～「4」は、特定電気用品です。

１． 合成樹脂製のケーブル配線用スイッチボックスは、ケーブル配線用スイッチボックスで、特定電気用品以外の電気用品。
２．タイムスイッチ（定格電圧 125 V、定格電流 15 A ）は、タイムスイッチその他の点滅器で特定電気用品。
３．差込み接続器（定格電圧 125 V、定格電流 15 A ）は、接続器で、特定電気用品。
4. 600 Vビニル絶縁ビニルシースケーブル（導体の公称断面積が８mm2、３心）は、ケーブル22mm2以下なので特定電気用品。
特定電気用品は、①消費者の意思で選択できないもの②幼児などの身体的弱者が使用するもの③身体に直接触れて使用するものなどです。

正解は1番です。

経済産業省が定める特定電気用品は116品目あります。

（産業省のHPで一覧を閲覧する事が出来ます。）

簡単にまとめますと、

電線類や、スイッチ類、コンセント類はもちろん、

小型単相変圧器、電熱器具（電気便座や電気温水器等）、

電気ポンプなどのポンプ類、

あとは携帯発電機などが特定電気用品として定められています。

選択肢の中では、

1番の合成樹脂製のケーブル配線用スイッチボックスが、

特定電気用品ではありません。

よって1番が正解の選択肢です。