B種接地の規定は
変圧器の高圧側又は特別高圧側の電路の1線地絡電流の
アンペア数で下記を除した値に等しいオーム数以下
・通常:150
低圧電路の対地電圧が150Vを超えた場合
・2秒以内自動遮断:300
・1秒以内自動遮断:600
となってます。
RB ≤ 150 ⁄ IS(2秒以内自動遮断:300,1秒以内自動遮断:600)
したがって、解答欄の １ が正解となります。
答えは（1）「変圧器の高圧側電路の1線地絡電流[A]」です。
B種設置工事の接地抵抗値は、変圧器に接続する高圧側電線の1線が大地に接触した時に流れる地絡電流の大きさによって決まります。
B種設置工事は、変圧器の絶縁不良によって、高圧側と低圧側が電気的に接触（混触）した場合に、低圧側の対地電圧が上昇するのを制限するために施すものです。
B種接地抵抗値の公式はRB≦150/Ig[Ω]です。
Ig=1線地絡電流[A]ですので、（1）となります。
B種接地工事は変圧器における低圧側回路を保護する目的で施行される接地工事です。
B種接地工事の接地抵抗値は高圧側電路の1線地絡電流[A]を150で割った値と定められているため、選択肢1が答えとなります。
高圧側回路に異常が生じた際に低圧回路を保護するための接地工事ですので、高圧側の地絡電流値を見越した設計が必要であると覚えましょう。
