第一種電気工事士 過去問
令和5年度(2023年) 午前
問29 (一般問題 問29)
問題文
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問題
第一種電気工事士試験 令和5年度(2023年) 午前 問29(一般問題 問29) (訂正依頼・報告はこちら)
- スイッチ、コンセントは、電気機械器具防爆構造規格に適合するものを使用した。
- 可搬形機器の移動電線には、接続点のない3種クロロプレンキャブタイヤケーブルを使用した。
- 金属管工事により施工し、厚鋼電線管を使用した。
- 金属管工事により施工し、電動機の端子箱との可とう性を必要とする接続部に金属製可とう電線管を使用した。
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この過去問の解説 (2件)
01
爆発の危険性がある場所における電気設備の施工方法を問う問題です。
この処置は適切です。電気機械器具防爆構造規格(昭和44年労働省告示第16号)は、危険個所の区別とこれに対応する電気機械器具の防爆の構造を定めています。
この処置は適切です。3種クロロプレンキャブタイヤケーブルは、シースにクロロプレンゴムを使用したもので、シースの中間層に補強層があり、絶縁体およびシースが2種より厚くなっています。このため、損傷を受ける恐れが多い場所での使用に適しており、防爆器具等の給電用等に用いられます。
この処置は適切です。厚鋼電線管は、壁面を厚くした電線管であり、衝撃に強く、防爆工事に適しています。
この処置は不適切です。金属製可とう電線管は、手で曲げられる施工しやすい電線管ですが、防爆耐性は考慮されていません。可とう性を必要とする接続部においても、厚鋼電線管と厚鋼電線管用附属品を用いて施工する必要があります。
爆発の危険がある場所における電気設備の施工方法について、本問の内容をまとめておきます。
1. スイッチ類は、電気機械器具防爆構造規格に適合するものを使用する。
2. 移動電線は、3種クロロプレンキャブタイヤケーブルを使用する。
3. 金属管工事は、厚鋼電線管とその付属品を使用する。
以下の資料は参考になります。
工場電気設備防爆指針、産業安全研究所、https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/doc/tr/TR_No39.pdf
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02
可燃性ガスが存在する場所に低圧屋内電気設備を施設する施工方法に関する問題です。
可燃性ということで引火する、最悪の場合爆発する可能性があるので充分に対策をとりましょう。
電気火災は火災の中でも手に負えない場合があるので厳重な取り扱いが必要です。
誤:スイッチ、コンセントは電気機械器具防爆構造規格に適合するものを選択します。
電気設備を通電するものになるので最も危険な箇所になります。
誤:可搬形機器の移動電線には、接続点のない3種クロロブレンキャブタイヤケーブルを用います。
移動電線に用いるので接続点のない3種又は4種キャプタイヤケーブルもしくは3種又は4種のクロロブレンキャプタイヤケーブルをを用います。
誤:金属管工事によって施工され、厚鋼電線管を使用しているところからほとんどの場合で対応できます。
正:金属管工事によって施工され、電動機の端子箱との可とう性を必要とする接続部にはフレキシブルフィッチングを用います。
フレキシブルフィッチングは、電線管にメッシュ状のステンレス被覆を施して、防爆性、安全性を高めたものになります。
可燃性ガスが存在する特殊な場所での工事に関する問題でした。
ちょっとしたことで火災、爆発に繋がることなのでしっかりと学習しましょう。
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