第一種電気工事士 過去問
令和5年度(2023年) 午前
問36 (一般問題 問36)

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問題

第一種電気工事士試験 令和5年度(2023年) 午前 問36(一般問題 問36) (訂正依頼・報告はこちら)

最大使用電圧6900Vの高圧受電設備の高圧電路を一括して、交流で絶縁耐力試験を行う場合の試験電圧と試験時間の組み合わせとして、適切なものは。
  • 試験電圧:8625V  試験時間:連続1分間
  • 試験電圧:8625V  試験時間:連続10分間
  • 試験電圧:10350V  試験時間:連続1分間
  • 試験電圧:10350V  試験時間:連続10分間

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この過去問の解説 (1件)

01

電気設備に関する技術基準を定める省令(平成9年通商産業省令第52号)は、第5条2において、

 

電路(通常の使用状態で電気が通じているところ)の絶縁性能は、同省令第22条及び第58条の規定を除き、事故時に想定される異常電圧を考慮し、絶縁破壊による危険のおそれがないものでなければならない

 

と定めています。その具体的な規定は、電気設備の技術基準の解釈(経済産業省20241004保局第1号)の第15条によって、

 

高圧又は特別高圧の電路は、次の各号のいずれかに適合する絶縁性能を有すること

 

としており、その第1は、

 

15-1表に規定する試験電圧を電路と大地との間(多心ケーブルにあっては、心線相互間及び心線と大地との間)に連続して10分間加えたとき、これに耐える性能を有すること

 

としています。そして、15-1表によれば、最大使用電圧が7,000V以下の交流の電路の試験電圧は最大使用電圧の1.5倍の交流電圧となっています。

 

よって、問題の条件の場合、6900×1.5=10350[V]で10分間の試験をしなければいけません。

選択肢1. 試験電圧:8625V  試験時間:連続1分間

試験電圧が1.25倍、試験時間が1分でどちらも誤りです。

選択肢2. 試験電圧:8625V  試験時間:連続10分間

試験電圧が1.25倍で誤りです。

選択肢3. 試験電圧:10350V  試験時間:連続1分間

試験時間が1分で誤りです。

選択肢4. 試験電圧:10350V  試験時間:連続10分間

正解です。

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