第一種電気工事士 過去問
令和5年度(2023年) 午後
問12 (一般問題 問12)

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問題

第一種電気工事士試験 令和5年度(2023年) 午後 問12(一般問題 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

「日本産業規格(JIS)」では照明設計基準の一つとして、維持照度の推奨値を示している。同規格で示す学校の教室(机上面)における維持照度の推奨値[lx]は。
  • 30
  • 300
  • 900
  • 1300

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この過去問の解説 (1件)

01

照度は光源からの光のエネルギーが対象とする面にどれだけ到達するかを、単位面積当たりの光束で表した量であり、単位は lx(ルクス) です。面から反射する光については考慮しないため、面の材質や色の影響を受けず、単純に光源から出る光のエネルギーと、光源と面との幾何学的な関係だけで決まる量です。維持照度はこれを下回らないように維持すべき照度であり、JISの照明基準総則によれば、学校の教室の維持照度は 300[lx] となっています。これは、屋内作業における「やや粗い視作業」の維持照度に相当します。

選択肢1. 30

屋外の「非常に粗い作業」の維持照度が20[lx]、屋内の「ごく粗い視作業」の維持照度が100[lx]と定められており、教室の照度として不十分です。

選択肢2. 300

正解です。

選択肢3. 900

屋内の「やや精密な視作業」の維持照度が750[lx]、「精密な視作業」の維持照度が1000[lx]と定められています。学校の場合、精密製図、美術工芸製作を行う場所の維持照度が750[lx]とされています。

選択肢4. 1300

屋内の「精密な視作業」の維持照度が1000[lx]、「非常に精密な視作業」の維持照度が1500[lx]と定められています。学校の場合、精密工作、精密実験を行う場所の維持照度が1000[lx]とされています。

まとめ

JISの照明基準総則(Z9110)は、広範囲な作業場所について、非常用照明を除く、具体的な照明要件を示しています。

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