第一種電気工事士 過去問
令和5年度(2023年) 午後
問13 (一般問題 問13)

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問題

第一種電気工事士試験 令和5年度(2023年) 午後 問13(一般問題 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

りん酸形燃料電池の発電原理図として、正しいものは。
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この過去問の解説 (1件)

01

燃料電池は、水の電気分解と逆の反応を利用して電気(と熱)を生成する電池です。負極では水素が水素イオンと電子に分解され、この電子が電池から取り出されて電流になります。
 

 【負極の反応】 H2 → 2H+ + 2e

水素イオンは電解液を通って、正極に移動し、電流として流れてきた電子とともに酸素と反応して水となります。正極の反応は次の通りです。


 【正極の反応】 O2 + 4H+ + 4e → 2H2O

選択肢1. 解答選択肢の画像

負極に酸素、正極に水が供給されているので、誤りです。

選択肢2. 解答選択肢の画像

正しいです。

選択肢3. 解答選択肢の画像

負極に酸素、正極に水素が供給されているので、誤りです。

選択肢4. 解答選択肢の画像

正極に水が供給されているので、誤りです。

まとめ

燃料電池の正極と負極の反応を理解していれば解ける問題です。燃料電池には、電解質の違いによって、固体高分子形、りん酸形、溶融炭酸塩形、個体酸化物形などがあります。りん酸形は燃料極と空気極にりん酸 (H3PO4) 水溶液からなる電解質をはさんだものです。

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