第一種電気工事士 過去問
令和5年度(2023年) 午後
問11 (一般問題 問11)
問題文
変圧器の鉄損に関する記述として、正しいものは。
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問題
第一種電気工事士試験 令和5年度(2023年) 午後 問11(一般問題 問11) (訂正依頼・報告はこちら)
変圧器の鉄損に関する記述として、正しいものは。
- 一次電圧が高くなると鉄損は増加する。
- 鉄損はうず電流損より小さい。
- 鉄損はヒステリシス損より小さい。
- 電源の周波数が変化しても鉄損は一定である。
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この過去問の解説 (1件)
01
変圧器の鉄損は、1次コイルによって変圧器の鉄心に交流磁界が生じるときのエネルギーの損失であり、2次側の負荷の有無に関係なく存在するものです。この損失の主なものはヒステリシス損とうず電流損であり、次の関係が成り立ちます。
pi ≅ pk + pe
ただし、pi、pk、pe はそれぞれ、鉄損、ヒステリシス損、うず電流損です。これらは変圧器の1次側の電圧V1と周波数fによって変化し、次の関係があります。
pk ∝ V12 / f
pe ∝ V12
すなわち、pkとpeはV1の2乗に比例し、pkはさらにfに反比例します。
鉄損を構成するヒステリシス損とうず電流損がどちらも一次電圧の2乗に比例するので、正しいです。
鉄損にはうず電流損のほかに、ヒステリシス損も含まれるので、誤りです。
鉄損にはヒステリシス損のほかに、うず電流損も含まれるので、誤りです。
鉄損のうち、ヒステリシス損は電源周波数に反比例するので、誤りです。
変圧器の損失について、以下のリンクを参考にしました。
https://jeea.or.jp/course/contents/05101/
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