1級土木施工管理技士 過去問
平成25年度 択一式
問47 ((旧)平成25年〜27年度 問47)

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問題

1級土木施工管理技士試験 平成25年度 択一式 問47((旧)平成25年〜27年度 問47) (訂正依頼・報告はこちら)

下水道管路施設のマンホールの構造に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 副管は、マンホール内での清掃作業を容易にし、流水による底部などの摩耗を防ぐ役割があることから、上流管きょと下流管きょの段差が1.0m以上の場合に設ける。
  • マンホールの床版下及び最下段中間スラブ下の有効高さは、維持管理作業に支障のないように、インバートから2m以上を確保するのが望ましい。
  • 上流管きょと下流管きょとの最小段差は、マンホール部での水理損失を考慮して2cm程度設ける。
  • マンホールが深くなる場合には、維持管理上の安全面を考慮して、3~5mごとに踊り場として中間スラブを設けることが望ましい。

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この過去問の解説 (3件)

01

1、誤り。
副管は、マンホール内での清掃作業を容易にし、流水による底部などの摩耗を防ぐ役割があることから、上流管きょと下流管きょの段差が0.6m以上の場合に設けます。

2、設問の通り。
3、設問の通り。
4、設問の通り。

問2~4については、数値及び以上なのか未満なのかを覚えておきましょう。

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02

〇副管はマンホールの底部付近に出口をもつバイパス管であり、内部の点検、清掃作業を容易にします。

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03

下水道マンホールの構造設計では、維持管理作業の安全性と効率性が重要な要素です。

選択肢1. 副管は、マンホール内での清掃作業を容易にし、流水による底部などの摩耗を防ぐ役割があることから、上流管きょと下流管きょの段差が1.0m以上の場合に設ける。

誤り

 

副管は、上流管と下流管の段差が大きい場合(一般的には0.5m程度以上)に設けられます。

副管は清掃作業の容易化と底部摩耗防止の役割を果たします。

 

選択肢2. マンホールの床版下及び最下段中間スラブ下の有効高さは、維持管理作業に支障のないように、インバートから2m以上を確保するのが望ましい。

正しい

 

マンホールの床版下や中間スラブ下では、作業員が安全に維持管理作業を行えるよう、

インバートから2m以上の有効高さを確保することが望ましいとされています。

選択肢3. 上流管きょと下流管きょとの最小段差は、マンホール部での水理損失を考慮して2cm程度設ける。

正しい

 

上流管と下流管の間には、マンホール部での水の流れの損失を考慮して、

最小2cm程度の段差を設けます。

これにより適切な水の流れを確保し、汚水の滞留を防ぎます。

 

選択肢4. マンホールが深くなる場合には、維持管理上の安全面を考慮して、3~5mごとに踊り場として中間スラブを設けることが望ましい。

正しい

 

深いマンホールでは、作業員の昇降時の安全確保と疲労軽減のため、

3~5mごとに踊り場となる中間スラブを設けることが望ましいとされています。

維持管理作業の安全性向上が目的です。

まとめ

適切な段差設定による水理機能の確保、十分な作業空間の確保、深部での安全対策など、

作業員の安全と下水道システムの機能維持を両立させる構造とすることが求められます。

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