1級土木施工管理技術の過去問
平成26年度
(旧)平成25年〜27年度 問2

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成26年度 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

盛土材料に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • まさ土、しらすなどの盛土材料は、一般に粘着性に富み、降雨や融雪などによる浸食や崩壊が起きやすいので過去の降雨災害記録を調査するとよい。
  • 粘性土の盛土では、こね返しによる強度低下が生じやすいので、自然含水比やコンシステンシー限界を把握しておく必要がある。
  • 岩塊、転石、玉石などを盛土材料として用いる場合は、施工事例の収集を行い、最大粒径や粒度分布の把握をしておくことが望ましい。
  • 粘性土のせん断強さは他の材料に比べて弱いので、粘性土主体の高盛土を施工する場合は、盛土の安定性照査を行う必要がある。

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この過去問の解説 (2件)

01

1 . まさ土、しらすなどの盛土材料は、水が浸入しやすく、そのままでは盛土材料には不向きです。地下排水工を十分に設置するとともに、十分な転圧が必要となります。
よって、1は適当ではありません。

2 . 粘性土の盛土では、こね返しによる強度低下が生じやすいので、自然含水比やコンシステンシー限界を把握しておく必要があります。
よって、2は適当です。

3 . 岩塊、転石、玉石などを盛土材料として用いる場合は、施工事例の収集を行い、最大粒径や粒度分布の把握をしておくことが望ましいです。
よって、3は適当です。

4 . 粘性土のせん断強さは他の材料に比べて弱いので、粘性土主体の高盛土を施工する場合は、盛土の安定性照査を行う必要があります。
よって、4は適当です。

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02

正解は 1 です。
シラス、マサ土は盛土の透水性が小さいので、フィルター材の使用によるのり面部の排水処理が重要です。

その他の選択肢は下記の通りです。

2 粘性土の盛土では、こね返しによる強度低下が生じやすいので、自然含水比やコンシステンシー限界を把握しておく必要がある。は適当です。

3  岩塊、転石、玉石などを盛土材料として用いる場合は、施工事例の収集を行い、最大粒径や粒度分布の把握をしておくことが望ましい。は適当です。

4  粘性土のせん断強さは他の材料に比べて弱いので、粘性土主体の高盛土を施工する場合は、盛土の安定性照査を行う必要がある。は適当です。

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