1級土木施工管理技士 過去問
平成28年度 択一式
問79 (必須問題 問79)

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問題

1級土木施工管理技士試験 平成28年度 択一式 問79(必須問題 問79) (訂正依頼・報告はこちら)

型わく支保工の組立てに関する次の記述のうち、労働安全衛生規則上、誤っているものはどれか。
  • 型わく支保工の組立図には、筋交い等の部材の配置、接合の方法を明記し、寸法については組立て作業を進めながら定める。
  • 型わく支保工の材料については、著しい損傷、変形又は腐食があるものを使用してはならない。
  • 型わく支保工の組立て等作業主任者には、作業方法の決定や作業の直接指揮に加え、安全帯や保護帽等の使用状況についても、監視を行う職務が求められる。
  • 型わく支保工の組立て作業を行う区域には、関係労働者以外の立ち入りを禁止する措置を講じなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.誤りです。筋交い等の部材の配置、接合の方法、寸法とも型わく支保工の組立図に記載します。
2.設問の通りです。労働安全衛生規則237条で定められています。
3.設問の通りです。足場の組立等作業主任者など、ほかの作業主任者においても、安全帯や保護帽等の使用状況について監視を行う職務が定められています。
4.設問の通りです。労働安全衛生規則245条で定められています。

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02

1.誤っています。

 「寸法」も型わく支保工の組立図に明記します。

 労働安全衛生規則第240条(組立図)

2.正しいです。

 本文の通りです。労働安全衛生規則第237条(材料)

3.正しいです。

 本文の通りです。

 労働安全衛生規則第247条(型枠支保工の組み立て作業主任者の職務)

4.正しいです。

 本文の通りです。

 労働安全衛生規則第245条(型枠支保工の組み立て等の作業)

参考になった数12

03

適当でないのは「型わく支保工の組立図に寸法は“作業を進めながら定める”」という記述です。
組立図は、筋かい等の配置・接合方法だけでなく、支柱の間隔や高さなどの寸法を事前に明記してから作業します。作業しながら決めるのは危険です。

選択肢1. 型わく支保工の組立図には、筋交い等の部材の配置、接合の方法を明記し、寸法については組立て作業を進めながら定める。

不適切です。 組立図は事前に必要寸法・間隔・支持条件を具体に記載します。現場で逐次決定する運用は、安全率の不足や過積載の見落としにつながるため認められません。

選択肢2. 型わく支保工の材料については、著しい損傷、変形又は腐食があるものを使用してはならない。

適切です。 損傷・変形・腐食材の使用禁止は基本です。部材強度の低下は倒壊・崩落の直接原因になります。

選択肢3. 型わく支保工の組立て等作業主任者には、作業方法の決定や作業の直接指揮に加え、安全帯や保護帽等の使用状況についても、監視を行う職務が求められる。

適切です。 作業主任者は方法の決定・直接指揮・材料/出来形の点検に加え、保護具の使用状況の監視など安全確保に関する職務を負います。

選択肢4. 型わく支保工の組立て作業を行う区域には、関係労働者以外の立ち入りを禁止する措置を講じなければならない。

適切です。 組立・解体区域は立入禁止とし、標識や囲いで明確にして第三者災害を防止します。

まとめ

型わく支保工のポイントは、

・組立図は事前に寸法まで確定してから作業。

・不良部材は使用禁止

・作業主任者が方法決定・指揮・点検・保護具監視を実施。

・立入禁止の管理で周囲の安全を守る。
この流れを押さえると、現場での迷いや見落としを防げます。

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