1級土木施工管理技士 過去問
令和2年度
問52 (選択問題 問52)

統括安全衛生責任者の職務は元方安全衛生管理者を指揮して、次の事項について統括管理することです。

・ 協議組織の設置及び運営

・ 作業間の連絡及び調整

・ 作業場所の巡視

・ 関係請負人が行う労働者の安全衛生教育に対する指導及び援助・仕事の工程に関する計画、作業場所における機械、設備等の配置計画を作成及び当該機械、設備等を使用する作業に関し関係請負人が安衛法又はこれに基づく命令の規定に基づき講ずべき措置についての指導

・その他労働災害を防止するために必要な事項

このため、「 店社安全衛生管理者の指導を行うこと」 は、統括安全衛生責任者の責務に含まれていません。

誤っているものは４です。

店社安全衛生管理者の指導は、統括安全衛生者の統括管理対象ではありません。

店社安全衛生管理者は、20人以上の事業場に選任（統括安全衛生責任者は50人以上の事業場に選任）することになっています。

労働者数（規模）によって名称が異なるものの、店社安全衛生管理者と統括安全衛生責任者の役目は同様です。

統括安全衛生責任者は、建設現場における労働災害を防止するために、重要な役割を担っています。協議組織の運営、作業間の連絡調整、作業場所の巡視など、その職務内容をおさえておきましょう。