1級土木施工管理技術の過去問 令和2年度 選択問題 問55
この過去問の解説 (2件)
✖1.
火薬類を取り扱う者は、所有し、又は占有する火薬類、譲渡許可証、譲受許可証又は運搬証明書を喪失し、又は盗取されたときは、遅滞なくその旨を警察官に届け出なければなりません。
「消防署」は誤りです。
✖2.
発破母線は、点火するまで点火器に接続する側の心線を短絡させておき、発破母線の電気雷管の脚線に接続する側は長短不揃いにしておきます。
(脚線に接続する側は短絡を防ぐために心線を長短不揃いにします。)
✖3.
火薬類取扱所の建物の屋根の外面は、金属板、スレート板、かわらその他の不燃性物質を使用し、建物の内面は、板張りとし、床面には鉄類を表さないこととします。
〇4.設問の通りです。
1.誤りです。
火薬類取締法第46条に、以下の通り規定されています。
『第四十六条 製造業者、販売業者、消費者その他火薬類を取り扱う者は、左の各号(その所有し、又は占有する火薬類、譲渡許可証、譲受許可証又は運搬証明書を喪失し、又は盗取されたとき。)の場合には、遅滞なくその旨を警察官又は海上保安官に届け出なければならない。』
よって、「消防署」ではなく「警察官または海上保安庁」が正しいです。
2.誤りです。
発破母線は、点火するまでは点火器に接続する側の端の心線を短絡させておき、発破母線の電気 雷管の脚線に接続する側は長短不揃いにさせておく必要があります。
脚線に接続する側の心線の長さが同じだと短絡する恐れがあるため、長短不揃いにさせることが重要です。
3.誤りです。
火薬類取締法第52条に、以下の通り規定されています。
『三 火薬類取扱所の建物の屋根の外面は、金属板、スレート板、かわらその他の不燃 性物質を使用し、建物の内面は、板張りとし、床面にはできるだけ鉄類を表さないこと。』
火薬類取扱所の建物の屋根の外面は、金属板、スレート板、かわらその他の不燃性物質を使用 し、建物の内面は、板張りとし、床面には鉄類を表してはなりません。
4.設問の通りです。
火薬類を運搬するときは、衝撃等に対して安全な措置を講じ、工業雷管、電気雷管若しくは導 火管付き雷管を坑内に運搬するときは、背負袋、背負箱等を使用しなければなりません。
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