1級土木施工管理技術の過去問
令和2年度
必須問題 問81
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度 必須問題 問81 (訂正依頼・報告はこちら)
移動式クレーンの安全確保に関する次の記述のうち、事業者が講じるべき措置として、クレーン等安全規則上、正しいものはどれか。
- クレーン機能付き油圧ショベルを小型移動式クレーンとして使用する場合、車両系建設機械運転技能講習修了者であれば、クレーン作業の運転にも従事させることができる。
- 移動式クレーンの定格荷重とは、負荷させることができる最大荷重から、フックの重量・その他つり具等の重量を差し引いた荷重である。
- 移動式クレーンの作業中は、運転者に合図を送りやすいよう、上部旋回体の直近に労働者の中から指名した合図者を配置する。
- 強風のため移動式クレーンの作業の危険が予想される場合は、つり荷や介しゃくロープの振れに特に十分注意しながら作業しなければならない。
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この過去問の解説 (2件)
01
✖1.
クレーン機能付き油圧ショベルを小型移動式クレーンとして使用する場合、車両系建設機械運転技能講習の修了のほか、移動式クレーン運転士(吊り上げ荷重5t以上)の資格が必要です。
吊り上げ荷重1t未満の場合は移動式クレーン運転業務特別教育、1t〜5t未満の場合は小型移動式クレーン運転技能講習が必要です。
〇2.設問の通りです。
移動式クレーンの定格荷重は、負荷させることができる最大荷重から、フックの重量・その他つり具等の重量を差し引いた荷重です。
✖3.
移動式クレーンの作業中は、運転者に合図を送りやすいよう、作業半径外に労働者の中から指名した合図者を配置します。
✖4.
強風のため移動式クレーンの作業の危険が予想される場合は、クレーン作業をしてはなりません。
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02
1.誤っています。
「クレーン」に関して他の技能講習との併用は絶対できません。
必ず「クレーンの特別教育」(吊り上げ荷重1t 未満)または
「クレーンの技能講習」(吊り上げ荷重1t〜5t未満)が必要になります。
2.正しいです。
「定格荷重」= 最大荷重 ー フックの重量・その他つり具等の重量
です。
これは頻出です。必ず覚えましょう。
3.誤っています。
「上部旋回体の直近に」とありますが、おおきな間違いです。
正しくは、「作業半径外に」です。
4.誤っています。
「強風のため移動式クレーンの作業の危険が予想される場合は」
作業は中止しなければなりません。
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