1級土木施工管理技術の過去問
令和4年度
必須問題 問35
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度 必須問題 問35 (訂正依頼・報告はこちら)
コンクリートの施工の品質管理に関する下記の文章中の( )の(イ)から(ニ)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。
・打ち込み時の材料分離を防ぐためには、( イ )シュートの使用を標準とする。
・棒状バイブレータにより締固めを行う際、スランプ12cmのコンクリートでは、一箇所あたりの締固め時間は、( ロ )程度とすることを標準とする。
・コンクリートを打ち重ねる場合、上層のコンクリートの締固めでは、棒状バイブレータが下層のコンクリートに( ハ )ようにして締め固める。
・コンクリートの仕上げは、締固めが終わり、上面にしみ出た水が( ニ )状態で行う。
・打ち込み時の材料分離を防ぐためには、( イ )シュートの使用を標準とする。
・棒状バイブレータにより締固めを行う際、スランプ12cmのコンクリートでは、一箇所あたりの締固め時間は、( ロ )程度とすることを標準とする。
・コンクリートを打ち重ねる場合、上層のコンクリートの締固めでは、棒状バイブレータが下層のコンクリートに( ハ )ようにして締め固める。
・コンクリートの仕上げは、締固めが終わり、上面にしみ出た水が( ニ )状態で行う。
- イ:縦 ロ:5〜15秒 ハ:10cm程度入る ニ:なくなった
- イ:縦 ロ:50〜70秒 ハ:10cm程度入る ニ:なくなった
- イ:斜め ロ:5〜15秒 ハ:入らない ニ:残った
- イ:斜め ロ:50〜70秒 ハ:入らない ニ:残った
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この過去問の解説 (2件)
01
コンクリートの施工の品質管理に関する設問です。
イ:縦が正答です。
打ち込み時の材料分離を防ぐためには、縦シュートの使用を標準としています。
ロ:5〜15秒が正答です。
棒状バイブレータにより締固めを行う際、スランプ12cmのコンクリートでは、一箇所あたりの締固め時間は、5〜15秒程度とすることを標準としています。
あまりにも締固め時間が長すぎると、ペーストが浮かび上がりすぎてしまいます。
ハ:10cm程度入るが正答です。
コンクリートを打ち重ねる場合、上層のコンクリートの締固めでは、棒状バイブレータが下層のコンクリートに10cm程度入るようにして締め固めます。
下層まで入らない程度だと、振動が伝わらずに十分な締固めが行えません。
ニ:なくなったが正答です。
コンクリートの仕上げは、締固めが終わり、上面にしみ出た水がなくなった状態で行います。
正答をあてはめると以下のようになります。
・打ち込み時の材料分離を防ぐためには、(縦)シュートの使用を標準とする。
・棒状バイブレータにより締固めを行う際、スランプ12cmのコンクリートでは、一箇所あたりの締固め時間は、(5〜15秒)程度とすることを標準とする。
・コンクリートを打ち重ねる場合、上層のコンクリートの締固めでは、棒状バイブレータが下層のコンクリートに(10cm程度入る)ようにして締め固める。
・コンクリートの仕上げは、締固めが終わり、上面にしみ出た水が(なくなった)状態で行う。
適当です。
ロが不適当です。
ロ:5〜15秒が正答です。
イとハとニが不適当です。
イ:縦が正答です。
ハ:10cm程度入るが正答です。
ニ:なくなったが正答です。
イとロとハとニが不適当です。
イ:縦が正答です。
ロ:5〜15秒が正答です。
ハ:10cm程度入るが正答です。
ニ:なくなったが正答です。
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02
イ:「縦」が正答です。
斜めシュートでは、粗骨材は早く転がり、モルタルはゆっくり流れるため、材料分離を起こしてしまいます。
基本的に縦シュートが使われます。
ロ:「5〜15秒」が正答です。
この時間が最も強度が出るとされています。
時間が長くなると骨材は沈み、ペーストが浮かび上がる為、注意が必要です。
ハ:「10cm程度入る」が正答です。
上層と下層コンクリートを一体化するためです。下層は先に凝結が進行するため、下層まで一緒に加振し、一体に流動させる必要があります。
ニ:「なくなった」が正答です。
しみ出た水がなくなるか、または上面の水を取り除くまでは仕上げてはいけません。
適当です。
ロが不適当です。
イ、ハ、ニが不適当です。
イ、ロ、ハ、ニが不適当です。
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