第一種衛生管理者の過去問
平成27年4月公表
労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問33
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成27年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問33 (訂正依頼・報告はこちら)
ノロウイルスによる食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 食品に付着したウイルスが食品中で増殖し、ウイルスが産生した毒素により発症する。
- ウイルスの感染性は、長時間煮沸しても失われない。
- 潜伏期間は、2~3時間である。
- 発生時期は、冬季が多い。
- 症状は、筋肉の麻痺などの神経症状が特徴である。
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この過去問の解説 (4件)
01
1.× 食品に付着したウイルスが食品中で増殖はしません。
人の体内でのみ増殖します。
2.× ウイルスの感染性は、長時間煮沸すると失われます。
3.× 潜伏期間は、24~48時間です。
4.〇 発生時期は、冬季が多いです。
5.× 症状は、吐き気・嘔吐・腹痛・下痢・発熱等の症状があります。
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02
1は、細菌性食中毒の毒素型の特徴です。
2は、86℃以上の高温で1分以上煮沸すれば、ノロウイルスも死滅します。
3は、ノロウイルスの潜伏期間で、24~48時間です。
5は、症状で、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱があります。
よって、4が正解です。
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03
文のとおりです。
他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。文中の「食品中で増殖」という部分があやまりです。ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖します。
2.誤りです。煮沸消毒ということばがあるくらいです。ウイルスや細菌の多くは熱に弱いため有効です。ほとんどの細菌やウイルスは死滅します。
3.誤りです。潜伏期間は1日~2日です。
5.誤りです。主な症状は「嘔吐」や「下痢」です。
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04
人の体内(腸内)で増殖します。
2.×
ウイルスの感染性は長時間煮沸によって失われます。
3.×
潜伏期間は、24時間から48時間といわれています。
4.○
冬季に多く発生します。
5.×
症状は、嘔吐、腹痛、下痢などの胃腸炎症状や発熱等があります。
よって正解は4です。
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