第一種衛生管理者の過去問
令和4年10月公表
労働衛生(有害業務に係るもの) 問6
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問題
第一種 衛生管理者試験 令和4年10月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
化学物質による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 一酸化炭素は、赤血球中のヘモグロビンと強く結合し、体内組織の酸素欠乏状態を起こす。
- シアン化水素による中毒では、細胞内での酸素利用の障害による呼吸困難、けいれんなどがみられる。
- 硫化水素による中毒では、意識消失、呼吸麻痺(ひ)などがみられる。
- 塩化ビニルによる慢性中毒では、慢性気管支炎、歯牙酸蝕(しょく)症などがみられる。
- 弗(ふっ)化水素による慢性中毒では、骨の硬化、斑状歯などがみられる。
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この過去問の解説 (3件)
01
化学物質による健康障害とその症状についての問題です。
説明文の通りです。
正しい選択肢です。
説明文の通りです。
正しい選択肢です。
説明文の通りです。
正しい選択肢です。
塩化ビニルによる慢性中毒でみられる症状は、皮膚の硬化、肝障害などです。
よって、誤った選択肢です。
説明文の通りです。
正しい選択肢です。
化学物質による健康障害とその症状に関する問題は出題される可能性が高い問題です。
覚える種類は多いですが、覚えることで確実に得点源にすることができます。
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02
化学物質による健康障害に関する問題です。衛生管理者試験では頻出項目となります。
一酸化炭素は、赤血球中のヘモグロビンと強く結合し、体内組織の酸素欠乏状態を起こします。
よって本選択肢の内容は正しいです。
シアン化水素による中毒では、細胞内での酸素利用の障害による呼吸困難、けいれんなどがみられます。よって本選択肢の内容は正しいです。
硫化水素による中毒では、意識消失、呼吸麻痺(ひ)などがみられます。
よって本選択肢の内容は正しいです。
塩化ビニルによる慢性中毒では、肝臓の血管肉腫、肝臓がんなどがみられます。
よって本選択肢の内容は誤りです。
弗(ふっ)化水素による慢性中毒では、骨の硬化、斑状歯などがみられます。
よって本選択肢の内容は正しいです。
覚えるべき事項は多いですが、過去問を中心に覚えていきましょう。
ベンゼン(白血病)、トリクロルエチレン(肝障害、末梢神経障害)、ベンジン(膀胱がん)などもあわせて覚えましょう。
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03
化学物質による健康障害に関する問題です。
これは正しい選択肢となります。
一酸化炭素がヘモグロビンと強く結合することによって、
ヘモグロビンが酸素を運ぶことができなくなり、
酸素欠乏状態を起こします。
これは正しい選択肢となります。
シアン化水素は無色で揮発性が強く、非常に強い毒性を持っています。
工業用や農薬、銀メッキなどで使用され、取り扱いには十分な注意が必要です。
これは正しい選択肢となります。
硫化水素は無色で卵が腐ったようなにおいがします。
一般的には有機物の分解や、工業プロセスの副産物として発生します。
これは誤りの選択肢となります。
塩化ビニルの健康障害は肝血管肉腫です。
肝血管肉腫は、肝臓の血管内皮細胞から発生する悪性腫瘍の一種です。
塩化ビニルは無色の気体で、不快な甘い臭いを持ちます。
合成樹脂や配管、建材などに使用され、選択肢のような健康障害も確認されています。
これは正しい選択肢となります。
フッ化水素は主にフッ素原子と水素原子から構成されており、フッ素と水素の結合は非常に強力です。
このため、フッ化水素は強い酸性を持ち、金属やガラス、陶器などの多くの物質を攻撃して腐食させることができます。
これは人間の骨や歯に対しても同様で、選択肢のような障害が見られます。
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